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コサインはこんな会社です。

cosine story

 家具をつくるとき、木の切れ端ができます。

 旭川の家具は大きいものが多いから、

 切れ端も大きく、量もたくさん。

 でも何かをつくるには少し短いし、幅が足りない。

 毎日毎日できてしまう切れ端がもったいなくて、

 何とかして生かしたい!と考え、

 クラフトマン4名からなる「コサイン」が1988年に誕生しました。

 

 初めての商品

 それは「ない」から始まりました。
 
 コサインが間借りしていた家具メーカーの工場に、

 ある日電気工事が入りました。

 作業をしていた人のひとりが私のところにやってきて言いました。

 「新築住宅の工事中にいつも思うんだけど、

 木の空間に似合うスイッチカバーがないんだよ」

 その頃、創業間もないコサインは社員4名。

 家具の端材を生かせそうだし「ちょっと作ってみます」と請け負いました。

 しかし、ただ素材が木だというだけではつまらない。

 「ねじを隠そう」「美しい形に仕上げよう」。

 そうしてコサインの製品第一号は家具でも道具でもない、壁の一部として

 1988年に目立たない

 スイッチカバー「ON」が誕生しました。

 
木への思い

節も傷もなく、木目のまっすぐな木はきれいです。 確かにきれいなんだけど、それは本来の木の味わいの一部でしかない。 たとえば、たまたま斜面に生えちゃった木は、 一生まっすぐ伸びようとするから幹が曲がって木目がよじれる。

台風なんかで傷ついたら、傷口を治そうとして皮が入り込み痕が残る。 そうした木を人生ひっくるめて、コサインの家具を楽しんでほしいんです。 だからコサインの製品は基本的に無垢材。極端な節や傷は外しますが、
えくぼ程度なら中芯や裏側に使ったり工夫します。

色味については、使う2、3倍の材を用意して、 なじみのいい材を組み合わせる。そしてなるべくオイル塗装で仕上げます。 そうすると5年10年と使い込むほど味わいが増し、長く愛用してもらえます。

こんな木の生かし方もコサインらしさのひとつです。

 

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