家具をつくるとき、木の切れ端ができます。 旭川の家具は大きいものが多いから、 切れ端も大きく、量もたくさん。 でも何かをつくるには少し短いし、幅が足りない。 毎日毎日できてしまう切れ端がもったいなくて、 何とかして生かしたい!と考え、 クラフトマン4名からなる「コサイン」が1988年に誕生しました。 |
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それは「ない」から始まりました。 |
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節も傷もなく、木目のまっすぐな木はきれいです。
確かにきれいなんだけど、それは本来の木の味わいの一部でしかない。 たとえば、たまたま斜面に生えちゃった木は、 一生まっすぐ伸びようとするから幹が曲がって木目がよじれる。
台風なんかで傷ついたら、傷口を治そうとして皮が入り込み痕が残る。 そうした木を人生ひっくるめて、コサインの家具を楽しんでほしいんです。 だからコサインの製品は基本的に無垢材。極端な節や傷は外しますが、
えくぼ程度なら中芯や裏側に使ったり工夫します。
色味については、使う2、3倍の材を用意して、 なじみのいい材を組み合わせる。そしてなるべくオイル塗装で仕上げます。 そうすると5年10年と使い込むほど味わいが増し、長く愛用してもらえます。
こんな木の生かし方もコサインらしさのひとつです。