限られた人の食のように聞こえますが、ここ10年ほどで、世界ではベジタリアンが増加の一途をたどっているそうです。宗教上の理由だけでなく、健康や動物愛護、環境保護など、ベジタリアンやヴィーガンを選ぶ理由も様々。
そもそも、ヴィーガンとはどんな食事なのでしょうか?
一口にベジタリアンと言っても、肉以外は何でも食べる、肉や魚は食べないけれど乳製品や卵は食べるなど、様々なタイプがあります。その中でも、肉、魚に加え、卵や乳製品といった動物性の食材を全く摂らない完全菜食主義者が、ヴィーガンです。
ワインの醸造工程には、清澄剤を使用してワインの透明度を上げる「清澄」という工程があります。清澄剤の多くは、卵白や魚の浮袋や食肉から抽出したゼラチンなど動物由来のものですが、豆やジャガイモなどの植物由来のものや、粘土鉱物のベントナイトを使って清澄を行ったワインをヴィーガンワインと言います。そして、そもそも清澄や滓引きをしないワインもヴィーガンワインです。
今後外国人観光客が増えていく中で、日本でも広がる可能性があるヴィーガンワイン。
特別な食のように感じるヴィーガンですが、ヴィーガンワインを食の選択が違っても「みんな一緒に楽しむことができるワイン」と捉えるとぐっと身近になります。
ワイン選びの時にほんの少しヴィーガンの意識を取り入れるだけで、ヴィーガンの人もそうでない人も同じ食卓を囲むことができるようになるのは嬉しいですね。
サン・ジョヴァンニは1990年に創設された比較的若いワイナリーですが、畑は全てオーガニックの認定を受け、ガンベロ・ロッソ誌でも「グラン・クリュクラスの畑」と高く称賛される造り手です。パッセリーナ種は古代から伝わるマルケ州の地ブドウで、フルーツや白い花のアロマと爽やかな酸味が心地よい白ワイン。
イタリア/マルケ
白/辛口
スティルワイン
先ほどご紹介した生産者がイタリアを代表する黒ブドウ、サンジョヴェーゼ種とモンテプルチアーノ種のブレンドで造る赤ワイン。完熟した果実味とタンニンが見事に重なり合います。
イタリア/マルケ
赤/フルボディ
スティルワイン
バラオンダは「最高の選果、最高の醸造と設備による"リーズナブルなクオリティ・ワイン"」をモットーに、地ブドウのモナストレル種のポテンシャルに注目し、その魅力を最大限に引き出すワイン造りを行っています。太陽をいっぱいに浴びた完熟ブドウのジューシーな果実味が楽しめます。
スペイン/ムルシア
赤/ミディアムボディ
スティルワイン
非常に厳しい審査で知られるパリ農業コンクールで毎年金賞を獲得する実力派の生産者。有機栽培ブドウを使って造られる酸化防止剤無添加のワインで、滑らかなタンニンと豊な果実味が広がります。
フランス/シュッド・ウエスト
赤/ミディアムボディ
スティルワイン
スペインの自然派の究極のコスパシリーズ。標高650メートルの高地で丁寧に育てられた有機栽培ブドウを使用し、ヴィーガンワインとしての認定も受けています。テンプラニーリョ100%で造られたこのロゼは、繊細な色合いと綺麗な果実味が魅力です。
スペイン/ラ・リオハ
白/辛口
スティルワイン
完全有機栽培の自社畑で丁寧に手摘みされた珍しいテンプラニーリョ・ブランコというリオハの地ブドウを使った白ワイン。The Vegan Society という認証機関に認められています。ラベルもキュート!
スペイン/ラ・リオハ
白/辛口
スティルワイン
ラ・マンチャ地方のクエンカ所在。標高750メートル以上の高地に110ヘクタールもの広大なブドウ畑を所有し、有機栽培とビオディナミを実践しています。リーズナブルにワインを楽しみたいときに最適!
スペイン/カスティーリャ・ラ・マンチャ
赤/ライトボディ
スティルワイン