機械を用いた作業工程
NCルーター
ルータカンナ コンピュータ制御のルーターマシン
平面による盤木の水平面出し。
4300mm×1500mm×150mmまで
テーブル接ぎ面加工精度 1/1000
特注で製作されたNCルーターで、4300×1500mmの大型テーブルを備えてあります。
このテーブルの上に盤木を乗せ、巾200mmの平刃にて切削していきます。
切削量は2〜5mmを一度に削りとります。(W3000×D600のサイズの天板で30〜40分位)
無垢材は必ず巾反り・縦反り・落ち込みなどが材面に現れます。これは水分の排出による内部バランスの変化によるものです。こうした材面を均一な平面に仕上げるには20〜25mm程度削り取る必要があります。製品仕上がり厚が50mmとすると、70mmの盤木を使用しないと厚さが取れないのです。
*大型モーターを搭載してるので凄い力なんです。軽い盤木なんてしっかり冶具に固定しないと、削っている最中に外れて盤木が吹っ飛んでしまうことも・・・
リップ
鋸
木取り機械
テーブル天板は2〜3枚のハギによる構成になっております。盤木の上に墨付けされたラインをこのリップにより挽き割ります。天板の表情を決める重要な工程になります。ねらったラインを正確に挽き割る為、レーザー位置決め機を用いて作業にあたっております。
*この機械はノコの回転方向が他の機械と逆なんです。このことで材料が自分の方向に飛んで来ます。その為胴当てをつけて作業します。これを怠ると反発した材料が体に刺さるなんてことも・・・
プレーナー
カンナ
二面カンナ500mm
材料の厚さを規定の寸法に切削する機械
自動一面カンナとも言います。刃巾は600mmで材料の厚さを規定の寸法まで切削します。切削量は1〜3mm。
*重い材料を持って何度も行き来するので結構、重労働なんです。
NCルーター
ルータカンナ
コンピュータ制御のルーターマシン
平面による盤木の水平面出し。
4300mm×1500mm×150mmまで
テーブル接ぎ面加工精度 1/1000
盤木の平面出しのNCと同機です。今度はストレートビットを用いて作業にあたります。
作業精度は1/1000mm。荒取り一回、仕上げ一回にて仕上げます。コンピュータープログラムを変えることで曲線ハギ面を取ることも可能です。
クロスカットソー
鋸 天板木口の切断機械
天板の長さを決める機械になります。最大厚80mmまで切断出来ます。
ワイドベルトサンダー
サンドペーパー
幅1300mmのサンドペーパーにより、テーブル天板表面を均一に研磨が可能
#80〜240
仕上げ番数は#80〜240、ベルトローラーが2本付いており前列荒、後列仕上げと組み込んであります。
研磨量は0.1〜0.5mm。テーブル天板を仕上げるには1300mmサイズは必要で、周りの家具メーカーもよく機械を借りに来ます。1300mm以上の大きな天板は手作業となってしまいます。
*この機械は設定を間違えると大変なことに・・・火事の原因の一つにあげられます。
エッジサンダー
サンドペーパー
主に木口・木端面を仕上げる機械
#120〜160
サンドペーパーにより木口を研磨します。番数#120〜150
*木口は板面と異なり非常に硬く研磨が困難です。以前はエアーツールにて研磨を行ってましたが、機械の導入により作業効率が格段に向上しました。
ストロークサンダー
サンドペーパー
テーブル表面を超仕上げまで仕上げることの出来る機械
W2400まで可能
#120〜240
ワイドベルトサンダ―の小さなキズを手作業にて消します。
*W2400以上のサイズは天板を縦にしたり斜めにしたり・・・職人の工夫勝負です。
|