チギリ・反り止めについて | 北海道 旭川で作る銘木ダイニングテーブル 運命の樹RARE【稀】レアシリーズ


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チギリ・反り止めについて



チギリ・反り止めについて

チギリってなに?
材料となる無垢の木には節や割れが入っているものがほとんどです。
使い勝手を考えるとテーブルトップは平らなほうが・・・というお客様からの要望により材料になる木材の穴やひび割れ部分に樹脂を入れ、表面を平らに加工していきます。逆に自然のままの状態を活かしたほうが好きなお客様には割れを残したままで仕上げることも出来ます。
樹脂自体は薄いピンク色でですが、埋められたパテが光の加減で茶色から黒に見えます。
2〜3時間で硬化し始め、若干の熱を持ちます。少量ずつ数回に分け重ねて埋めていきます。また、割れ大きな割れの進行を防ぐ為にチギリを入れる場合もあります。DOIMOIの運命の樹RARE【稀】レアシリーズで使用するチギリはブラックウォルナットを使用しています。これは天板の材より硬い木を使うことで強度を持たせ、さらにブラックウォルナットの濃い色でアクセントになっています。
なぜそり止めが必要なの?
無垢材は常に呼吸し続けて、水分を吸収したり排出して行き続けています。その結果として材面の反りとして現れることがあります。その反りを制御する為に強度のあるそり止めとして、弊社の運命の樹RARE【稀】レアシリーズの銘木天板にはナラの集成材を使い天板裏に取り付けています。
 
 
栓(セン)の天板にブラックウォルナットのチギリを入れたイメージです 楡(ニレ)の天板にブラックウォルナットのチギリを入れたイメージです タモの天板にブラックウォルナットのチギリを入れたイメージです

チギリの入れ方

テーブル端に木目に沿って入った割れにチギリを入れていきます

今回使うのはこの大きさのチギリで、後ろに見える機械がトリマー

まず、チギリを入れる位置を決め、マーキングしていきます

チギリを入れるラインに沿ってノミを入れていきます

熟練した職人によって行われる手作業の多い仕事です

ここで、いよいよトリマーを使って彫を入れていきます

慣れた手つきで慎重に削ってますが、横で見ている私が
緊張してしまい、カメラを持つ手に汗を握ってます(汗)

まずはココまでほり、トリマーの歯の長さを調整しなおします

この作業を3〜4回繰り返しチギリの厚さまで彫下げていきます

手に汗握る作業ですね!? はみ出したらどぉなるのかな?と、
おもわず、心の中でつぶやいてしまった・・・

ココでまた、「ノミ」の登場!!職人さんのさじ加減で
仕上がりの良し悪しが決まる瞬間でもあります。

数本のノミを使い分け綺麗に仕上がりました。さすがプロの技。
そして、今まさにチギリが打ち込まれたぁ!!!
あとは板の面に沿ってツラを合わせていきます
グラインダーを使いチギリと板面を綺麗に揃えていきます
削りカスを綺麗に取り掃うと、ツルツルに仕上がったチギリが!!
チギリと板のわずかに開いた髪の毛ほどの隙間にパテを埋めます
さらにグラインダーを掛け仕上げていきます。


出来ました!!およそ30〜40分で綺麗な蝶ちょ(チギリ)が入り、
これで割れを防いでくれます。

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