Do! マガジン | 連載フォトエッセイ
タイトル・文・写真 | 住吉美紀
December 2024

台湾で出会った「いつかうちに欲しい観葉植物」
7回目となる今回の連載フォトエッセイは台湾からのレポート。
住吉美紀さんが訪れたのは、一年中温暖な気候で知られる西南部の台南市。冬でも気温は20度前後だから、植物たちの成長は目を見張るほど旺盛です。生垣のハイビスカスもひと際艶やか。
住吉さんは大きく成長した植物に驚嘆しながら、帰国後に育てたい植物も見つけたようです。
Do! GREEN STORE 編集部
先日、台湾・台南市に初めて訪れた。遠方に旅に出ると、街の植生が変わるのが楽しい。まず生垣がハイビスカスだった。
いかにも南国。
東京では見かけない、巨大な豆が生っている街路樹、鳳凰木(ホウオウボク)。夏には真っ赤な花を咲かせるらしい。
その鳳凰木を見上げていると、立派な鳥が。扇のような尻尾が美しい。もしかして、鳩か。
公園のゴム科の木には、何本ものヒゲ状の根が。
老木なのか、大きな支柱もたくさん。
かわいいクロトンも、街のあちこちで。葉の赤と緑の混ざり具合は木によって違い、つい好みのものを目で探してしまう。
いつかうちにも、観葉植物として欲しいかも。
Profile
Miki Sumiyoshi
フリーアナウンサー、文筆家
国際基督教大学卒業後、NHK入局。「プロフェッショナル 仕事の流儀」キャスターや「第58回NHK紅白歌合戦」の総合司会として活躍し、フリーに。パーソナリティを務める TOKYO FM の朝のワイド番組「Blue
Ocean」は、今年(2024年)で13年目。
「ガーデニング実験室」と呼ぶ自宅のベランダで、山野草の寄せ植え、オリーブ、ラベンダー、アカシア、ガジュマルなど季節によって30種類近くのみどりを育てる。室内のみどりも大好き。大型のシェフレラ。吊られたホヤ。また、道具にも鉢にもこだわった盆栽は「植物との対話」の時間。大自然が投影されたケヤキの盆栽を、不思議そうに4匹の愛猫が眺めている。