パッドを押すと、ディスプレイに数字が表示されます。
他のパッドを押すと異なった数値が出たりします。
いったいこれは何だと思います?(^ー^)
実は、SP-404ではサンプルの長さから、自動的にBPMを検出してくれるんです!!!
ですから、上の画像の135とか、125というのは
・[パッド1]のサンプルが135BPM
・[パッド2]のサンプルが125BPM
ということを表しているのです。
サンプルの長さからBPMを計算しているので、スタート/エンドポイントを正確に設定しておく必要があります。
※効果音などテンポがない音でもその長さからBPMを検出しますが、これはもしLOOP再生した場合、そのBPMでループされますよということを表しています。
さらに面白いのが、サンプルネタは何小節でも良く(とは言ってもさすがに長時間のサンプルではうまくいかないかもしれませんが・・・)、ちゃんとBPMを検出してくれます。ただ、BPMを倍または半分で検出する場合があるのでそれは後で設定の変更ができます。
SP-404は自動的にBPMを計算してくれるので、サンプルのBPMを変更するのが簡単なんです。
このように、音程を変えずにテンポだけを変更することを、タイムストレッチや、タイムモディファイと呼びます。
ターンテーブルではレコードの回転数を早くするとBPMは早くなり、音程も上がりますが、CDJのキーロック(MASTER TEMPO)機能を使うと音程を変えずにBPMだけを変えることが出来ますが、これと似ています。
SP-404のタイムモディファイの方法ですが、
1.変更したいパッドを押して、[TIME/BPM]ボタンを押します。
2. CTRL1(TIME)を回して設定したいBPMの数値にあわせるだけ!
例えばパッドに複数のループがサンプリングされている場合、この方法で同じBPMに設定すれば、ピッタリとBPMがあうんです!簡単で便利!
ただしあまり大幅にBPMを変更すると、ハーモナイザー臭くなるので気をつけましょう。ただ、逆手にとってこの音質をエフェクトっぽく使うというのも面白いです。
先ほど「BPMを倍または半分で検出する場合がある」と言いましたが、それを訂正するのはCTRL2(BPM)で変更できます。
例えばダウンビートをサンプリングしたのに、BPMが138と表示されていてはおかしいですね。
ここはツマミを回して半分のBPMの69に設定できます。
エディットを終了する場合は、[TIME/BPM]ボタンを押して消灯させます。
もし、もとのBPMに戻す場合は、再度[TIME/BPM]ボタンを押して編集モードにしてCTRL1ツマミを左に振ってディスプレイをOFFにします。
逆に右に振るとPTNとディスプレイが表示されます。
これはパターンモードで設定されたBPMに合わせることができます。