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イントロダクションでもご紹介しましたが、DJは次に演奏する曲をヘッドホンでモニタリングし準備を行います。

そのためにDJミキサーにはモニタリング機能が搭載されています。


写真 3-5-1
Numark DM950のCUEセクション

写真 3-5-2
gemini PS121XのCUEセクション

これらの機能はクロスフェーダー、縦フェーダーとまったく独立しているので、メインフロアでどんな音がかかっていても、ヘッドホンから出力される音はこのセクションでコントロールされます。


図 3-5-3

例えば左側のレコードをフロアで演奏させ、右側のターンテーブルで次に演奏するレコードを準備する場合、モニターフェーダーをCUE2側に動かすことによって右側のターンテーブルの音をヘッドホンで聞くことができます。

しかし、両耳ともヘッドホンを装着していては、右側のターンテーブルの音しか聞こえません。

そのためにDJは片耳のみでヘッドホンで次に演奏させる曲の準備、もう片方の耳でフロアで演奏されている曲を聴いているわけなのです。


写真 3-5-4 (1-2-3

初めてDJセットをお求めになったお客様から

「クロスフェーダーで音を切っても、ヘッドホンからの音は切れない(≧д≦)!!」

というお問い合わせを受けることがありますが、これはDJミキサーの一般的な特徴なのです(^ー^)。

しかしながら、メインフロアで流れている曲のモニタリングは、環境によっては聞き取りづらい場合もあるので出来ればヘッドホン内で出来たほうが良いという要望のために最近のDJミキサーには、マスターアウトのモニタリングが可能なタイプも多くなりました。

これがCUE MIXCUEバランスと呼ばれる機能です。


写真 3-5-5 DJM-600のCUE MIXの部分

多チャンネルフェーダーのDJミキサーに多く搭載されており、CUEで選択されたチャンネルとマスターを同時にヘッドホン内で聞くことが出来、2つの音量のバランスを調節することによってテンポのズレを聞き分けられたり、マスター側に動かすことにより、フロア内でどのようなミックスになっているかを確かめることができます。

この機能があるとヘッドホンを両耳に装着したままでもミックスができるようになります。

●CUE MIX機能搭載DJミキサーの一部

さらにスプリットCUE機能が搭載されたDJミキサーではヘッドホンの左側でCUE、右側でマスターの音を聞くことができ、正確なテンポマッチングをするときに便利です。


図 3-5-6


写真 3-5-7 Vestax PCV-275のスプリットCUEの部分

●スプリットCUE可能なDJミキサーの一部

CUE MIX機能の変わりにCUEとマスターの音をヘッドホンで聞くことが出来るスイッチを搭載されたDJミキサーも多く発売されています。マスター側に切り替えるとヘッドホンにはCUEセクションで選択した音は反映されませんので、自宅でのスクラッチ練習などに便利な機能です。


写真 3-5-8 VMC-002XLuのCUE/MASTER切り替え部分

●CUEモニターとマスターモニターの切り替えが可能なDJミキサーの一部

このようにモニター機能はDJミキサーによって様々です。

初めてDJセットを購入する場合は、どれのタイプが自分にあっているかは分からないかもしれませんので特に意識する必要はありませんが、DJミキサーを買い替えの際に参考にしていただければと思います。

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