■単焦点
その名の通り一つの焦点のみを持つレンズ。近視・遠視・乱視・老視に使用する。
■累進設計
一枚のレンズの中で遠方視(中間視含む)〜近方視(中間視含む)が組み込まれたレンズ。 常用レンズに老眼の度数を段々に度数を重ねることによって、境目が無く緩やかに度数が 変化する設計。(累進多焦点)
■二重焦点
一枚のレンズの中で遠方視〜近方視が組み込まれたレンズ。 常用レンズに老眼の度数を貼り付けています。その為、境目が見えます。(多焦点)
■累進レンズ
累進設計(境目無し)レンズ。境目の無い遠近両用・中近・近々などの総称。
■老眼
老眼とは目の調節力(ピント調節)が減少する状態。 調節は水晶体で行っており、近くを見るときは水晶体を膨らませ近くの1点にピントを合わせます が、水晶体の弾力性が低下して、十分に膨らませることが出来なくなります。 遠視・近視・乱視に関係なく誰もが30歳を越えた頃から始まる現象。
■度数(D)
視力を上げる為のレンズの強さを数値化したもの。(ディオプター)
■加入度(数)/ADD
遠近両用(累進レンズ/二重焦点レンズ)などの遠くを見るための度数と近くを見やすくする為の 度数の差。
■瞳孔間距離(PD)
右目と左目の黒目(瞳)の距離。
■累進帯長
遠近両用(累進レンズ)などのレンズの遠くを見る部分から近くを見る部分までの距離 8mm〜20mmまである。メーカーによって定義は異なる。
■アイポイント(EP)
メガネフレームを掛けた時に、黒目(瞳)がある位置。装用者のフレームと瞳孔の位置関係 (瞳孔間距離+高さ)。
■インセット
近くのモノを見る場合、目は寄り目(輻輳)の状態になります。 輻輳の状態で見えやすい様に、累進レンズは、中間距離や近くを見る部分を内側に寄せて設定 してあります。この内寄せ量をインセットと言います。
■明視域
はっきり見える範囲。遠点(調節無し)〜近点(調節限界時)までの範囲。
■ユレ・歪み
モノが歪んではっきり見えない部分。目を動かすと曲がって見える部分。
■遠用
遠く∞(無限遠)を見るためのメガネ。
■近用
近くを見るためのメガネ。老眼鏡。
■遠用部
遠くを見やすくする為の度数が入っている部分。
■近用部
近くを見やすくする為の度数が入っている部分。
■外面累進
レンズの表(外)面に累進面を施した設計。
■内面累進
レンズの裏(内)面に累進面を施した設計。
■両面累進
レンズの両面に累進面を施した設計。
■ベースカーブ
基本となるレンズの表面のカーブ。カーブが強いほど湾曲しており、弱いほどレンズがフラットに なる。
■回旋角
目線を上下にする視線移動量。
■収差
レンズを通して像が1点に集まらず、像がぼやけたり歪んだりすること。その際に発生するズレ (誤差)。【5収差】1.歪曲収差 2.コマ収差 3.非点収差 4.湾曲収差 5.球面収差
■中近(レンズ)
中間距離〜近距離を示す。 中近レンズとは、運転などの遠方視は出来ないが室内3m〜中間 距離〜近距離の中でも中間〜近くを重視したレンズ。(室内専用) 室内を見渡せ読書も出来る。
■近近(レンズ)
近距離を示す。近々レンズとは、近くを重視したレンズ(老眼鏡)。通常の老眼鏡に比べ、見える 範囲(奥行き)が広くなる。長時間のパソコン作業やデスク周りが見渡せる。
■調節力
正視の場合、遠くを見ているときは調節休止状態、遠くから近くを見るときには無意識にピント 合わせをしている。この働きをを調節という。また、ピントを合わせられる力を調節力という。
■球面設計
表面・裏面に球面を使用しているレンズ。ただし、乱視がある場合には、乱視度数を裏面に施す。 昔ながらのカーブを描いているレンズ。度数が強いと周辺部が歪んで見え、厚く・重くなやすい。
■非球面設計
レンズに浅いカーブを採用して非球面化することにより、球面設計に比べ、より高度な収差補正が 出来る。収差等の光学性能だけでなく、カーブを浅くすることで薄く・軽く出来る。
■外面非球面設計
レンズの表面に浅いカーブを採用し非球面化した設計。裏面は球面設計。 球面設計に比べ、より高度な収差補正が可能。
■内面非球面設計
レンズの裏面に浅いカーブを採用し非球面化した設計。表面は球面設計。 通常乱視面は裏面に度数が施されているので、乱視がある場合には、外面非球面よりもより高度な収差補正が出来る。
■両面非球面設計
レンズの両面に非球面を採用したレンズ。外面非球面設計と内面非球面設計の両方のメリットを 併せ持つ設計上、最も高度な収差補正が出来る。薄く・軽くはもちろん、はっきり見える視野も広く なる。
■遠方
5mより遠くを示します。∞(無限遠)
■近方
35cm位を示します。読み書きの距離。
■既用度数(KB値)
今まで使っているメガネの度数。
■仮枠
視力測定をする時に使用するテスト枠。
■テストレンズ
視力測定をする時に使用するレンズ。(レンズの入れ替え自由)
■完全矯正値
最も視力が上がる度数。近視の場合、最も視力が上がる弱めの度数。
遠視の場合、最も視力が上がる強い度数。
■装用値
実際に作製するメガネの度数。