≪ Lochcarron of scotland タータン解説 ≫
■ロイヤルスチュアート (Stewart Royal)

18世紀末にはその存在が知られている<ロイヤルスチュアート>は女王陛下個人のタータンで、家臣たちはこのタータンを身に着けます。
1882年、ジョージ5世がエジンバラを公式訪問した際に、スチュアート家との古くからの絆を示すために身に着けたことから、一時期消滅していたスコットランド伝統のタータンが復活を果たした事でも知られています。
ジョージ5世は当時、自分の選んだタータンは一族全員が着用できると述べたのですが、それは即ち「スコットランド・イングランドを含めた大英帝国の国民全て」をさしていました。
この由緒ある<ロイヤルスチュアート>の起源は、14世紀ロバート2世の即位から始まり、スチュアート家の統治300年を記念して作られたと伝えられています。


※素材により柄の色味が異なる場合がございます


【タータンの歴史】1500年前…時は中世、スコットランドのハイランド地方には、「クラン」と呼ばれる小さな共同体がたくさんありました。 人々は、自分たちが征服した区域(例えば谷や湖)を表すデザインの布を身につけ、それでお互いを見分けておりました。 自分たちの味方や敵を見分けるためです。これがタータンの原形となりました。 現在のように、緑や深紅の地色に、太くはっきりとしたチェック柄をのせるといった パターンとなったのは17世紀頃のことです。
タータンは日本で言う家紋 。タータンとスコットランドの歴史は切り離して考えることは出来ません。スコットランドのファミリー(クラン)は それぞれ代々のタータンを持っており、家族の絆の証となっています。 またロキャロンの作る全てのタータンには名前が付けられており、 一見同じような柄に見えるものにも、それぞれにストーリーがあるのです。


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