ウルトゥラーレのネクタイ

What's ULTURALE

ウルトゥラーレとは

1980年代にナポリのサルトリアとして、ネクタイを創っていたのですが、
正式に2004年にUluturare(ウルトゥラーレ)としてネクタイ専業のブランドをスタート

また、
2014年には、ミラノの高級ブティックが建ち並ぶモンテナポレオーネに直営ショップをオープン。
ピッティウオモにも出品し、世界へイタリアのネクタイを発信するブランドです。
ピッティウオモにて創業者でもあるウルトゥラーレ氏、
マーケティングディレクターのレオ氏にお話を直接伺い、商品を日本国内で紹介する事に決めました。

一番の決め手は、「生きている」ネクタイと言う事。

ウルトゥラーレさんにお話を聞きました。

イタリアファッションの基本は「エレガンテ」です。
(エレガンテはイタリア語ですが、英語に訳すとスタイリッシュ、日本語に訳すと「粋な」でしょうか?)

エレガンテなスタイルには、 ネクタイとチーフは必須なのです。

このエレガンテの文化は、持って生まれたというか、子供の頃から、家庭で親を見て、そして教えられてきた、引き継がれてきた文化なのです。

「家柄がいい」という言葉が日本にもあると思いますが、

この言葉は、
イタリアでは、「カミーチェと一緒に生まれてきたね! 」という言葉があるのです。

カミーチェ(シャツ)は、 イタリアでは紳士に欠かせないですし、
ネクタイやジャケットなど、ドレススタイルに 繋がっていくからです。
エレガンテを知るイタリアファッションには、シャツが欠かす事出来ない+ネクタイも欠かせないのです。

このような文化を持つイタリアから、
ネクタイやチーフを創る僕達の想いを日本の皆さんに伝えたいと思います。

僕達の創り出すウルゥトゥラーレのネクタイは 「生きている」 と言う事を忘れないで欲しいのです。

まず生地を自分達の手で必ず切ります。機械ではなく、ハサミで生地を切ることで、生命を吹き込むのです。
そして、副資材にも、必ず天然素材を使います。すべてが息をする素材で創った生きているネクタイ。
ウルトゥラーレのネクタイは、裏地が少し厚くなっており、触っただけでわかるはずです。

先ほども書きましたが、生地は必ずハサミで切ります。そして、できる限り手で縫うのです。
手で縫うからこそ、まったく同じモノは産まれてきません。

このようにネクタイのかんぬき留めが (短い方の先についている太めの留めるところ)、一定の位置にないのです。
スリップライン(たるみ糸)の長さもまちまちで、手で縫うから完全には揃わないのです。
手縫いネクタイの象徴と言われる「たるみ糸」。

ナゼ有るかという事ですが、この糸があるおかげで、伸縮性を与えることが出来ます。
たるみ糸はしっかりと引っ張れば繋がっていることがわかり、
この糸を引っ張る事でネクタイがシャキット伸びるのです。

実際に、機械で縫い上げた固定されて使えないたるみ糸を持つネクタイが流通しています。

でも、僕達は命のないネクタイなど、ネクタイではないと思うのです。

自然の素材を使い、手で1本1本縫ったネクタイは、無理に縫い込んでいないので、真っ直ぐに伸びる。
自然なシワは、時間の経過と共に、
自然な素材を使ったネクタイなら伸びて元通りに戻るのです。
手で縫っている事で、裏生地があるモデルは、しっかりと柄あわせもしています。

そのため、レジュメンタルなど柄がずれがちなモデルも、しっかりと合っています。
上部の写真を見て頂ければ、ズレがないことを分かって貰えるかと思います。

そして、機械で縫ったときに良く起こる、捻れもないのです。
真っ直ぐネクタイを垂らしたときに、 捻れてしまったら、
それは、ネクタイとして、 ゆがんでいると言う事なのです。

そこまで考えて、 イタリアの伝統を守り、 1本1本ネクタイを毎日職人が縫っているのです。

こんな想いのこもったウルトゥラーレのネクタイ。
是非、紹介したいとお取引をお願いしました。

最後にウルトゥラーレさんが教えてくれた事。
イタリアでもジャケット&パンツでネクタイをしないスタイルも最近は増えてきたと。

でも、エレガンテを理解する男性は、
ネクタイをしない代わりに、ポケットチーフはさしますよ。
セッテピエゲモデル(7つ折り)には、コルノなどアクセサリーがついています。

ナポリを代表する幸運のお守りとも言われるこの「コルノ」
「幸運のお守り」としてのコルノはなんと紀元前3500年まで遡るそう!

そしてなにより贈り物にされるのが、幸運を呼ぶとされているアクセサリーなのです。

多説有るのですが
「角」を豊穣の守りとしてぶら下げていたとか、
先の尖った形は、呪いやネガティブな影響力に対して、防御的な役割があるとか、

現代では、幸運を呼ぶお守りとして、愛されているアイテムなのです。

なので、
ナポリのネクタイだからこそ、伝統的なお守りをしのばせる。

これも「粋」なスタイルです。


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