そして、ワールドカップ得点王をきっかけに、
ニックネームがトト(イタリア語で救世主)となるも、
すごく、フランクで紳士なイタリアーノでした。
出身がシチリア島と言う事で、
シチリアの英雄でもあるのですが、
シチリアの商品を日本に紹介することが出来たらいいというオファーを頂く事が出来、
現地でお話する事になりました。
トトは、
現地では、本当に有名で、
ランチを展示会をして頂いたホテルでとったのですが、
その際にも、トトの周りに、子供がよってきて、
即席の写真大会が開催されてしまいました。
また、
トトは貧しい少年時代を過ごしてきたようで、
そのこともあり、現在も、子供のサッカースクールを運営しており、
子供には、スクール代が払えない子供には、フォローをするという、
地域に根ざしたスクール運営を行っています。
トト・スキラッチ
サルバトーレ・スキラッチ
って一生懸命手書きで書いてくれているのです。
すごく純粋で、思わず、嬉しくなってしまいました。
本当に、ありがたいのですが、
それも、どうかとは思うので、もう少し考えます。
という、シチリア編。
残念ながら、
観光は全く出来ませんでしたので、面白い話しはなく、
海も見る事が出来ませんでしたので、
綺麗なシチリアらしい写真はないですが、
綺麗な建物は、南イタリアらしい綺麗な風景でした。
この冬訪れた、ナポリの写真と比べて頂ければわかるかと思います。
食べ物に関しては、
海が近いと言うこともあり、海産物が中心でした。
フリットがものすごく美味しく、
イタリアらしさを堪能することが出来ました。
ただ、残念な事に、
生の魚は若干、生臭くて、
日本の刺身になれていると、あんまりおいしくなかったかなと……
地域によって、美味しい料理があるのだと、
改めて勉強させてもらいました。
来場者を見ているだけで楽しいpittiですが、
もちろん、中のブースからも、トレンドを勉強させて頂きました。
まずは、トレンド編から。
カラーからですが、
ブースを見たり、お話しをすると、
かなりの確率でグリーンに注目があつまるという話しをしています。
実際に、 カーキの少し深い色目から、明るめのグリーンまで、
幅広いカラーで新しいスタイルの表現をしておりました。
少し、勇気のいる色目だとは思うのですが、
カーキの落ち着いたカラーならば、充分に範囲になってきますので、
その辺りは、選択肢になると思います。
パラブーツのブースにも、
グリーンの革靴がおかれており、注目度の高さを印象づけられました。
ジャケットや、シャツも含め、全般的に用意されておりましたので、
来シーズンは、ぜひ、意識をして頂ければ嬉しいです。
秋にグリーンカラーを先取りも良いアイデアですよね!
また、デニムは、
来場者の様子を見ても、展示してあるデニムをみても、
かなり、キレイメに戻るように思います。
今年の春夏は、まだまだ、
クラッシュなどのヴィンテージモデルに注目が集まるシーズンだったので、
少し方向が変わるかもしれません。
あとは、今シーズンも注目を集めていた、ストレッチデニム。
これも、継続して、各ブランドがどんどんと広がっておりました。
今シーズンのラインナップになかった、
トラマロッサの24/7も発表されておりました。
全体として、大きくレベルアップした感じがあります。
トラマロッサに関しては、
ポロとロベルトのケッメロ兄弟に紹介してもらいましたが、
イタリアのバイアーが集まっており、本当に盛況でした。
さらに、今回は、ミラノのショップにも行ってまいりました。
現在の売れ筋なども伺ったのですが、それ以上に驚いた事は、
モンテナポレオーネに店がある事!
ミラノのモンテナポレオーネとは、
日本で言えば、銀座に当たる場所で、
高級ブランドのショップが軒並み並んでいるのです。
そこに、ネクタイだけを販売するショップがあるのです。
ものすごくびっくりしました。
(ナポリの有名ネクタイ店のマリネッラも近くにお店があります)
それだけ、イタリアにはネクタイの需要があると言う事で、
これは本当に素晴らしいなぁと思います。
日本で、ネクタイ専門店を見る事は全くないので、
ドレスの文化、深さの違いをすごく感じる瞬間でした。
僕達も、出来る所で、発信をして行こうと思います。
写真左端:ジャンカーロ・アウリエマ氏
写真右端:ヴィンチェンツォ・ウルチュラーレ氏
店内のディスプレイも
やはり凝っていて、かかっている飛行機が、
もう、存在感抜群で、思わず、感動してしまいました。
普通の個人のお店でも、
ディスプレイや装飾にこだわる所が、
イタリアらしく、至る所に仕掛けがあるのです。
縦型のディスプレイには、
映像が流れていたり、本当に、勉強になりました。
オクテットは、シンプルなだけで、
まだまだ、遊び心が足りないなぁと思わされたりもしました。
そしてお店は、
トラマロッサのデニムが一押しで、
カジュアルなポロやシャツも沢山有ったのですが、
その中でも注目させていただいた部分があります。
それは、もともと60年以上続く、
オーダーでスーツを創るお店という事でした。
フォーマルなタキシードなども、
オーダーで採寸させて頂きつくるとのことですので
有る意味、これが、イタリアメンズショップ
老舗のスタンダードなんだろうなと!
スーツのオーダーについての話しも聞く事が出来ましたし、
その中でも、自分達が出来るオーダーについても、アドバイスを頂けました。
そして、その中で、
面白いなぁと感じさせてもらった部分は、
シャツのオーダー。
もともと、この秋冬から、
僕達も、フランスのオーダーメードシャツを、
紹介させて頂くことになっておりましたので、
オーナーのアンドレアさんにお話を伺うことが出来て嬉しかったです。
オーダーシャツをネットでどのように紹介出来るのか?
それは、検討しておりますが、
これからもファッションに興味が持てるような、
コンテンツをどんどんとご紹介させて頂きます。
地方の名店!
と言われるような、
ショップをネット上に表現出来るような、
【でらでら】にしていけたらと思います。
その為にも、
イタリアのショップを学ばせていただけ、
本当に有りがたい機会となりました。
また、
最後はミラノ郊外のセレクトショップオーナでもあるアンドレアに、
少しだけ、リゾートに連れて言ってもらいました。
ベローナ郊外のヨットハーバーで、
すごくキレイなサンセットを楽しみ、
本当に感謝でした。
海外ならではの、
ヨットがずらっと並んだハーバーは本当に感動的で、
イタリアに来たなぁと思わず感動してしまいました。
また、
アンドレアさんには、
小さな子供がおり、ものすごくかわいい!!
子供は日本人でもかわいいのですが、イタリア人の子供は、
もはや人形のレベルでかわいかったです。
残念ながら、
ビジネストリップで、
リゾートを満喫する事は出来ませんでしたが、
次回こそは、時間を作って、ヨットで寝るという体験をしたいぞと、
心から思いました。