植物育成波長とは

植物をうまく育てるために必要な知識をご紹介します。
今回は植物育成波長についてご紹介したいと思います。

植物育成に必要な要因について

植物育成には、大きく分けて2つの要素が関係しており
「PPFD(光合成光量子束密度)」「植物育成波長」この2つの要素になります。

このページでは、植物育成ライトの購入の1つの目安となる
「植物育成波長」の説明をさせていただきます。

他のページで、「人の目と、植物の目の光の感じ方の違い」
「PPFD(光合成光量子束密度)」に関して説明をさせていただいております。

併せてご覧いただければ、より植物育成ライト選びの理解を
深めることができますので参考にしてください。

「PPFD(光合成光量子束密度)」の説明ページはこちら


「人の目と、植物の目の光の感じ方の違い」の説明ページはこちら

クロロフィル(光合成色素)を意識しよう!

植物育成には、光合成が必要不可欠です。
その、光合成にかかわってくるのが、クロロフィルなどの「光合成色素」です。
光合成に使われる光は、この「光合成色素」によって吸収され
植物は、光合成して成長していきます。

すなわち、クロロフィル(光合成色素)が好む(吸収率の高い)光を
植物に与えることで効率よく、植物を育成することが出来ます。
これを、「植物育成波長」といいます。

植物育成波長について

クロロフィルの場合、主に青い光の領域(波長では400-500 nm)と
赤い光の領域(波長では600-700 nm)の光を吸収します。
そして、その間の緑色の光の領域(波長では500-600 nm)の光の吸収効率が悪いので、
葉っぱは緑色に見えるわけです。

ただ、緑色の光でも、吸収さえされれば光合成に使われます。

クロロフィル以外の
光合成色素が吸収した場合

クロロフィル以外の光合成色素が吸収した光のエネルギーが
クロロフィルに伝えられる場合は、その光エネルギーも光合成に使われます。

例えば、紅藻などが持っているフィコビリンという光合成色素は、
緑色の光を吸収しますが、その光はクロロフィルに伝えられて
効率よく光合成に使われます。

まとめ

もう一つの植物育成の要素でもある「PPFD(光合成光量子束密度)」も重要なので
PPFD(光合成光量子束密度)についても理解を深めよう!

PPFD(光合成光量子束密度)
説明ページはこちら