キャリア選びってムズカシイ?


↑スタッフAさんのキャリア。前方にナナメになって
いるのがわかりますか?これではせっかく積んだ
カゴや子供同乗器が安定せず、ズリ落ちます;;

正直に申しますと、少しややこしい…かも…(^ ^;)
でも基本をわかっていれば、大丈夫です!

キャリアの選び方は下で紹介していますが、そもそも何故キャリア選びが重要なのかということ。

たとえば子供同乗器をつけるとします。
するとキャリアに、子供の体重+子供同乗器の重量負担がかかるので、20kg以上ささえなければいけません。

つけるキャリアが間違っていれば、重量に耐え切れなくなって、『いつの間にかキャリアが歪んだ!』とか、『突然バキッと折れた!』ということに;;

それが原因で運転中に、交通事故にあったという事例も、実際にあるんです。恐ろしい…

そんなことにならないためにも、キャリア選びは重要です!

以下にキャリアの選び方についてご説明いたしますが、それでも不安な場合は、お近くの自転車屋さんに直接相談して下さいね〜。(←実は一番安全かも?)

 
【1】 リアキャリアは大きく2種類に分かれます。
【シートピン止め】←オススメ!主流です

サドルの高さを調整するときに使う金具(シートピン)を
使用して取り付けるタイプ。一部の電動自転車を除き、
ほとんどの自転車に取り付け可能。

>> シートピン止めキャリア一覧 <<
【ダボ止め】

フレームにキャリア取り付け穴(ダボ穴)が
あいているタイプ。最近のおしゃれ自転車に多い。

>> ダボ止めキャリア一覧 <<
 
【2】 フレームサイズにより、さらに4種類に分かれます。
シートチューブ上端から、クランク中心まで

のフレームサイズが…↓

401mm〜440mm →ノーマル(高床)
381mm〜400mm → 低床用
380mm → 超低床用
 
【2】 キャリアの『クラス』を選びます。

あなたがキャリアに乗せたい荷物の重量は何キロぐらいありますか?
子供同乗器、ケース買いの缶ジュース、灯油タンク・・・それぞれの重量に耐えられる『クラス』を選ぶ必要があります。

特に子供同乗器を乗せる場合は注意が必要です。現在(2010年10月)はクラス25キャリアの取り付けが任意ですが、来年2011年1月1日より、JIS規格変更の為、クラス27のキャリア取り付けが必須となります。

質量別クラス名 注意事項
クラス10 最大積載質量10kgまで対応。

・子供同乗器は取り付け不可。(重みに耐えられず、折れる・曲がる可能性あり)

※当店に取り扱いなし。
クラス18 ・最大積載質量18kgまで対応。

・子供同乗器は取り付け不可。(重みに耐えられず、折れる・曲がる可能性あり)

※クラス18のダボ止めは
取り扱いがありません
 
クラス25 ・最大積載質量25kgまで対応。

※OGK製の子供同乗器は、乗る子供の重さが20kgまで対応しているので、子供同乗器の重さ(4kg)と足すと合計24kgになります。ですので、クラス25キャリアの使用は問題ありません。ただ、今後はクラス25のキャリアがJIS規格変更により、クラス27に移行いたします。今後当店ではクラス27のキャリア販売を予定しています。(クラス25の取り扱いは次第に終了いたします)

※クラス25ダボ止めは
取り扱いがありません
クラス27 ・最大積載質量27kgまで対応。子供同乗器取り付けOK!

※ただし子供同乗器の重さ+子供同乗器指定最大適用体重の合計が27kg以下でなければならない。

例:子供の体重24kg+子供同乗器4kg=28kg の場合は+1kgオーバーで使用×

※現在取り扱い準備中!
 
【番外編】 パイプキャリアって何?子供同乗器は取り付けできるの?


一般的なノーマルタイプより径が太いキャリアを総称して『パイプキャリア』と呼んでいます。

最近のおしゃれな自転車に多く採用されており、カラフルな色合いが多くファッショナブルな傾向があります。
しかし子供同乗器などの重量物積載にはオススメできません。

なぜなら、中が空洞のため(※下記図参照)、外部圧力に弱く、使用するうちに曲がったり最悪折れて事故につながる危険性があります。


よくショッピングサイトのレビューに、『パイプキャリアに○○製の子供同乗器の取り付けできました!』というコメントが寄せられていますが、確かに取り付けだけなら大丈夫です。しかし、お子様を乗せて万が一事故が起こった場合は、メーカーの保障が無い場合もあります。それでもパイプキャリアを使用されるのであれば、自己責任での使用でお願いいたします。