ちょっと喋らせてもらってもいいですか。
ーMADE IN JAPANー

昨今の様々な世界情勢や環境問題を受け、アパレルブランドも「デザインが良い」「着心地が良い」だけでなく、世相に沿った生産背景やポリシーが求められる時代になりました。

海外製と比べるとやや高価に感じられる日本製の衣服ですが、アパレルブランドとして国内の伝統産業や技術、工場・雇用を守ることを意識したモノづくりにはやはりただならぬ決意や責任が感じられます。

今回はそんな「MADE IN JAPAN」にこだわる格好いい国内ブランドをご紹介できればと思います。

COOHEM

1952年創業の「米富繊維株式会社」のファクトリーブランド。ニットテキスタイルの開発から量産まで全ての工程を自社工場内で行い、日本のモノづくりカルチャーを世界に発信しています。

立技術である「交編(こうへん)」から名付けられたニットブランド。

老舗ならではの【ベテラン勢の経験と若手の感性/想像力の掛け合わせ】、【柄を生み出すプログラミングと色や素材で見せるクリエイションの掛け合わせ】

そんな伝統と進化が共存するファクトリーで生まれるニットプロダクトたち。あまりにもしっくりくるブランド名だと思いませんか。

本の老舗工場から生み出される特徴的な色の組み合わせと美しい模様が印象的なニットは、まさに様々な人や技術の掛け合わせを体現しています。

FILMELANGE

2007年に誕生したカットソーブランド。原料である「綿」の選定から、「糸・生地・縫製」に至るまで、徹底した自社開発を行っています。また、日本製にこだわり、自社工場で未来の職人育成にも取り組んでいます。

メイドインジャパン

「究極のカットソーブランド」と謳われるFILMELANGE。厳選した天然素材を使用し、自社工場で職人によって生産されるカットソー。「気取らず、誰にでも似合う」というコンセプト通り、シンプルな日常着でありながら、袖を通すとその柔らかさ・きめの細かさに衝撃。

間暇惜しまず質を追求する、本当の贅沢・豊かさを感じられるカットソーです。自社工場だからこそ、未来の職人育成にも取り組み、日本で長く続くモノづくりを目指すこだわりの詰まったブランドです。

KEPANI

2006年に創立した日本のスウェットブランド。こだわりの糸と製法から生まれる裏起毛スウェットや、スウェット地のパーカー、ジャケット、手袋等の小物をメインに展開しています。

メイドインジャパン

KEPANI(=ハワイ語で"日本の、日本人の")はその名が差す通り、メイドインジャパンのスウェットブランド。ブランドの代名詞ともいえる【ラフィー裏起毛】のスウェットはまさに日本の職人たちの技術と発想の賜物です。

ラフィーとは、糸を製造する工程で生まれる本来なら廃棄される"落綿”を混ぜて織り上げられた生地で「もったいない」という日本の職人たちのサスティナブルな知恵から生まれたもの。そこから糸を紡ぎ、スウェット生地に編立て、成型後に1点1点裏起毛加工を施す…

綿100%の天然素材ながら、型崩れしにくいタフさと起毛による保湿効果、肌当たりの良さ・軽量感という従来のスウェットのイメージを覆す着心地を生み出しました。

メイドインジャパン

気なく手に取ったその衣服がどのような想いで発案され、どこでどうやって作られて、誰の手によって運ばれてきたのか?高品質なものが高価な理由とは?

もちろんわたしたち消費者にとって、好みに合うデザインや着心地、納得感のある価格帯は外せないところではありますが、その先に一歩踏み込んで調べてみると、よりファッションの世界が興味深くなること請け合いです。

世界に誇る日本の技術とプライドをまとってみませんか。