シートの施工方法

シートを貼る場合、大きく分けて「ドライ貼り」と「水貼り」の2種類があります。


・ドライ貼り
水を使わずそのままの状態でシートを貼る方法。
主に水が使えない被着体や環境の場合に用いる方法です。
〇メリット:水を使わないので短時間で貼り付けられます。小さめの切り文字などにおすすめ。
×デメリット:貼り付け後、位置修正ができません。


・水貼り
装飾用シートを貼るときに、水を使って貼る方法。
主に位置調整が必要な場合や、透明色など気泡やムラが気になるような素材の場合に用います。
〇メリット:水が乾くまでの間、貼る位置を調整・修正できます。大型のシートにおすすめ。
×デメリット:貼り付けて乾燥するまで時間がかる場合があります。


目隠しシートや飛散防止シートといったウィンドウフィルムや、
低反射フィルム、超親水フィルムなどは、基本的に水貼りで施工する商品になります。
その水貼りの方法について、こちらでご紹介していきます。



動画でみる!シートの水貼り方法

※大きな面に貼りつける場合、2人で作業していただくことを推奨いたします。
※画像で手順を確認したい方はこちらをクリック またはスクロールしてください。





水貼りの手順

□仕上がりイメージ

今回は、エンボスグラデーションタイプの目隠しシート「C-302G サンドスノー」を使用していきます。
基本的にどのウィンドウフィルムや装飾用シートも、水貼りの基本的な手順は同じになりますので、ぜひ参考にしてみてください。
※大きな面に貼りつける場合、2人で作業していただくことを推奨いたします。


■必要なもの



プレスタ(圧着用のヘラ):シートに傷がつきにくい、布付きがおすすめです。
・霧吹き:100円ショップで売っているものでOK。噴射量が多い方が作業が楽です。
・台所用中性洗剤:施工液作成時に使用します。
・カッターやハサミ:シートを必要寸法にカットするときと、最後の仕上げに端部をカットするとき使用します。
・メジャー:ガラス面(シートを貼る場所)の寸法を測る際に使用します。
・マジックペン:シートを必要な寸法にカットするときの印付け用に。
・キッチンペーパー:最後の仕上げの際、濡れたシートの表面を拭くときに使用します。
・タオルなど:床が濡れるのを防げるものをご用意ください。
・他:窓ガラスを掃除できるもの。ワイパーがあると便利です。



■事前準備

1.ガラスのゴミやチリなどを拭きとり綺麗にしておく。
ゴミが残っていると、シートを貼った際に気泡が入り見た目が悪くなってしまいますので、念入りに掃除しましょう。
2.床面が濡れないようにタオルなどを敷いておきます。
3.ガラスのサイズを測り、シートを必要な大きさにあらかじめカットしておく。
1~2cmほど大きめにカットするとよいです。
4.施工液を作成する。
霧吹きに、水300mlに対して2~3滴程度の台所中性洗剤をいれて混ぜます。
中性洗剤を入れることで滑りがよくなり、シートの位置調整が楽になります。
中性洗剤の量が多すぎると水抜けが悪くなってしまうので、初めは少なめに入れ、足りない場合(滑りが悪い場合)は適宜追加してください。



■いよいよ貼っていきます!

01 ガラス面に霧吹きで施工液を満遍なく吹き付けます。


水の量が少ないとシートがくっついてしまい位置調整ができないので、たっぷりと吹きかけましょう。


02 セパレーター(剥離紙)を剥がし、シートの粘着面にも施工液を吹きかけていきます。


※シートの面積が大きいので、シートを持つ役と、セパレーターをめくりながら施工液を吹きかける役の二人で作業しています。
シートをもつ部分(シートの端側)は先にたっぷりと施工液を吹き、指紋汚れが付かないようにします。


セパレーターを少しずつめくりながら、シート全体に施工液をたっぷりとかけていきます。
※セパレーターを一気に剥がしてしまうとシートがくっついてしまう可能性がありますので、少しずつ剥がしましょう。


03 シートをガラス面に置き、貼る位置を決めます。


ガラス面と粘着面に水がついているので、一度シートを置いた後でも位置調整が可能です。
ここでしっかりと位置決めをしましょう。
※水分が減ってシートの滑りが悪くなったときは、施工液を再度吹いて滑りをよくしてから位置調整を行ってください。


04 シートの表面にも水を吹きかけます。

表面にも水をかけることで、圧着の際シートに傷がつくことを防止します。


05 プレスタ(圧着用のヘラ)でシートを圧着します。


シートの中心から外側へ向かって、水と空気を押し出すようにして圧着していきます。
ここで水と空気をしっかり抜かないと気泡が残ってしまいますので、丁寧に行っていきましょう。


06 シートの余分な部分をカットし、再度圧着する。


シートの余分な部分を、ガラス面に沿ってカッターでカットします。必要に応じて定規なども併用してください。

カット後、シートの端部をもう一度プレスタで圧着していきます。


07 シート表面の水分を拭いて、完成!


※シートの種類や季節、環境によって水が抜けきるまでに時間がかかる場合があります。
シートを貼り終えた直後に水分が残っているようにみえても、しっかりと圧着できていれば一日~数日で気化します。


シートの表面の水分を拭きとったら完成です!



当店では、無料サンプルの送付も承っております。

色味や質感、粘着力の確認、そもそもシートはどのようなものなのか?など・・・
不安がある場合、お気軽にサンプルをご請求いただき、一度実物にてご確認ください。
※サイズは基本B6サイズですが、一部商品はサイズが異なる場合がございます。詳細はサンプル請求ページでご確認ください。



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