ヨーロッパ写真日和VOL.137『パリで唐揚げと写真展』

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こんにちは、吉田タイスケです。先日カナダに出張した時、田舎ではどこのレストランに行ってもフライドチキン、ステーキ、シーザーサラダなど、同じメニューばかり(付け合わせは山盛りパスタにフライドポテト)だったんですが、そのフライドチキンが意外に美味しかったんです(フレンチに揚げ物はない)。帰ってきて早速「ベスト・フライドチキン・インパリ」を調べて、 出てきたお店のひとつがここ。

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さくさく衣でスパイシー。美味しいんですが、求めているのはもっとジャンクな感じ、、。そして北アメリカのソウルフード、と銘打っているのがこちら。向こうではフライドチキンとワッフルを一緒に食べるんです(だから太る)。次回はこのソウルフードを試してみます。フライドチキン続報をお楽しみに!←どうでもいい。

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レストラン近くでは雑誌の撮影をしていました。この空っぽハンガーに何の意味があるのかは聞いていませんが、、。

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さて、今回はグラン・パレで行われていた20世紀に偉大な功績を残した写真家、アーヴィング・ペンの展覧会をご一緒しましょう。。

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エントランス。昨今のパリは、美術鑑賞も予約しないと長蛇の列に並ぶことになります。

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始まりは静物写真から。

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ペンシルバニアの美大で学んだペンは、絵画、彫刻的な構成力に才能があったと解説にありました。さらに、どの静物写真も構図が美しいだけではなく、何か人の心を不安にさせるもの=死の影がバランスよく入っていて、惹きつけられます。緻密な構成力と美的センスはその後、ファッション写真にも生かされることに。

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どこまでも美しい、ファッション写真シリーズ。

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「鳥の帽子を被った女」1949、 写真に写っているモデルのリサ・フォンサグリーブスは、なんとペンの奥さんでした。

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ファッション界伝説のアート・ディレクター、アレクセイ・ブロドヴィッチに美大在学中から師事していたペンは、ブロドヴィッチがディレクションを担当するハーパース・バザーのアシスタントから始め、20代でヴォーグの表紙を飾ることに。

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アーヴィング・ペンの写真の魅力はヴォーグの美しい写真もさることながら、ファッションを超えた「ポートレート」というジャンルにあります。

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Small Tradersと題されたシリーズ。商売人たちと訳すのでしょうか。職業のために必要な衣服がファッショナブルに見えてくるような、その人自身のパーソナリティを表すような、、

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皆に取り囲まれているのは、、

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20世紀でいちばん目力のある(?)画家、ピカソ。あまりに有名な写真ですね。

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オレ様感が漂うジャン・コクトー。

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写真なのにドキドキしちゃう、オードリー・ヘップバーン。雑誌のために、ペンは著名人のポートレートも数多く手がけました。

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展示会場突き当たりには、ペンが最初に使った6×6カメラとポートレート写真を彷彿させる背景布が。どんなポーズで撮りましょうか。

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大階段の踊り場では、撮影風景などを録画した映像が流れていました。

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二階には花シリーズ。枯れかかったポピーは、写真ではなくてボタニカルアートにも見えるライティング。生と死が一枚に、鮮やかに写し出されています。 アーヴィング・ペン、久々に来て良かった写真展でした。モノクロ写真もやっぱりいいですね。 次回もパリからお伝えする予定です、どうぞお楽しみに。

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