CROUKA70周年記念

1953

わたしたちの70年の歩み

おかげさまで弊社は創業70周年を迎えました。
身につけるものひとつで、自信がついたり笑顔になれたりするのが洋服。
今日もどこかで、私たちの提案する洋服を着て笑っていてほしい。
洋服の持つパワーを、魅力を、伝えたい。
そんな想いと、これまでの感謝の気持ちを込めて、CROUKA70周年特別企画をご用意いたしました。
71年目のCROUKAにもどうぞご期待くださいませ。

message創立70周年のご挨拶

会長 秋山保彦

おかげさまで、有限会社アキヤマが誕生して今年で70周年を迎えることができました。地元福知山をはじめ日本全国のお客様、お取引先各位のご支援や従業員の努力の賜物であり、厚くお礼申し上げます。
弊社の創業者である父秋山保太郎は兵庫県丹波市春日町で背広の生地・ボタンなどを販売する行商を経て後に京都府福知山市に店舗を構えました。創業期の艱難辛苦を想うとき、保太郎とそこに集まった人々を駆り立てたものは、「より良い服を仕入れ、そしてお客様が喜ぶ顔を見たい」という純粋無垢な思いだったかと思います。
自身が引き継ぎ経営する中でもその理念を大切にし、妥協しない物作りや、時代が移り変わっても色褪せない良品を取り扱ってきたと自負しております。
有限会社アキヤマはお客様に育てられた会社です。お客様への感謝をひとときも忘れることなく、これからも良い商品をお客様にお届けしていくこと、そして人と人との繋がりを大切に事業を通して地域社会に貢献していく所存です。
重ねて70年間のお礼を申し上げますとともに、今後も一層のご支援を賜りますようお願いを申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。

代表取締役社長 秋山保憲

有限会社アキヤマは創業70周年という記念すべき日を、無事に迎えることができました。ここまでの道のりで、まず第一に、ご支援いただいたお客様に心から感謝申し上げます。
また、一緒に取り組んでくださったお取引先各位、そしてこれまで身近で支えてくれたスタッフ、多くの方々に支えられてここまで来ることができました。心から感謝を申し上げます。
2000年、私は大阪から地元の福知山に戻り、父親のメンズショップを継ぐことを決意しました。 その時、心に強く持っていたのは「感度の高いファッションを福知山の方々にも楽しんでいただきたい」という想いでした。
2003年に楽天市場での出店を皮切りに、私たちの販売方法は劇的に変化しました。かつては想像もできなかったインターネットを通じて遠方のお客様が商品を購入するという時代が到来しました。この変化により、インターネットがなければ決して出会うことのなかった多くの方々と繋がることができました。
京都の福知山という小さな町からですが、CROUKAのファッションを全国の皆様に待っていただけることを心に留め、これからも積極的に情報を発信し続けます。
そして、お客様に「ありがとう」と思っていただけるよう、日々精進していく所存です。これからも変わらぬご愛顧とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

70years of history創業からこれまでの歩み

Begin
crouka chronicle
1953
初代保太郎氏が紳士服店<男子専科 アキヤマ>を開業 初代保太郎は兵庫県丹波市春日町で背広の生地・ボタンなどを販売する行商を営む。その後京都府福知山市に紳士服店「男子専科 アキヤマ」を構え、卸業から小売店へと転換する。紳士服や下着を中心に販売しており、当初から「商品のディテールや製造背景を伝えて売るほうが良い」という考えのもと接客を行なっていた。
1965
2代目保彦氏により、紳士服店<メンズショップ アキヤマ>に屋号変更 2代目保彦氏による商品の仕入れ、店舗構成が始まる。それを機に「メンズショップ アキヤマ」に屋号を変更。 保彦氏のディレクションの基礎となるものは、かつて大阪のオシャレな男性には馴染み深い紳士洋服店"TORAYA"で働いた下積み時代の経験。VAN・JUN・エースのスーツなど当時のトレンドを捉えたアイビースタイルのブランドを展開し、地元の高感度ショップとして界隈で名を馳せる話題店へと成長していく。
1972
現会長、27歳で社長職を継承する 先代保太郎氏が55歳、現会長27歳で社長職を継承。全経営を一任。当時のアパレル業界は、掛け値をつけて1割、2割引いて売るという販売が当たり前だったが、弊社は掛け値をつけず、値引きは行わない販売方法で勝負。紳士服メインの商品構成から後に婦人服の展開も始める。
商品を売るだけでなく交流を大切にし、店舗にマネキンガールを呼んだりライブやダンスパーティーを行ったりと、当時では新鮮なマーケティング方法を取り入れ、人から人へと口コミで知名度をあげていった。 時には歩く広告塔として、ショップ名をプリントしたスウェットやアイビーファッションを友人数人に着せ一緒に界隈をまわったり、地元の有名な喫茶店に掛け合い、会計伝票を寄付する代わりに裏面に店名を印字したりと様々なPRも行うなど、常に新しい切り口で販促を行っていた。
2001
3代目保憲氏により、セレクトショップ<53Base>に屋号変更 保憲氏はアウトドアショップで働いた経歴もあり、自身の店もアウトドア商品で構成するか悩むも、それぞれの地域で生産されたその土地の気候や風土にあったもの、例えば厚手のニットなら厳しい冬を乗り越えられるように作られたアイルランドのケーブルニットを提案したり、また、同じワークウエアでもハードさを求めるならアメリカンワーク、ソフトな風合いを求めるならフレンチワークといったような提案したいと思い、セレクトショップという業態で展開。
2002
メンズショップから幅広く扱うセレクトショップへと方向転換 「福知山という小さな町にもこんなセレクトをしているお店があるなんて!」と地元の方にはとても喜んで頂き、少しずつ顧客様も増えていく。保憲氏曰く、当時のお客様の事は本当によく覚えていて、20年以上経った今でもなお、お越し頂くお客様もいらっしゃるとの事。当時は保憲氏自らが店頭に立ち、従業員2名で運営していた。
2003
楽天CROUKA店をOPEN 大きな転機となる2003年11月。友人より楽天市場の存在を聞き、アパレルのEC販売をリサーチする。
当時数店舗がECで洋服を販売をしていたが、安売りがベースで、提案型のお店は皆無だったこともあり、保憲氏曰くこれは自分がやれば成功出来ると感じたという。当月に申込み、翌月の12/19にCROUKA(WOMENSのみ)を開店させる。
オープン初日に、当時の実店舗では考えられない売上を達成し、成功の予感が確信に変わる。 当時のEC担当者からは、「安売りをして、特価のびっくりマークを付けてください!!!じゃないと売れませんよ!」と言われた際も気にすることなく、しっかりとCROUKAらしい提案(スタイリングの提案や写真の撮り方)をして販売を続けた。 人気を得ることが出来た一番の要因は、当時のトレンドとマッチしたナチュラル系のセレクトを増やした事である。また、洋服を売るだけでなく、「パリの帰国子女で、カフェが好きで・・」というように、モデルに人格を持たせる事により現実的にイメージしてもらう事に徹底し戦略的な販売方法をとっていた。
2012
楽天CROUKA LR店OPEN 従来紳士服店であったこともあり、メンズアパレルへの想いを形にした楽天CROUKA LR店をOPENさせる。
男性従業員を増やし、活発な意見交換を行いながら時代に合わせたブランディングを行なう。LRの開店を皮切りに、事業を拡大へと舵を切ることになる。
メンズも拡充、パタゴニア等のアウトドアブランドや感度の高いドメスティックブランド等、取り扱いの幅を広げる。
実店舗「concept shop CROUKA」として移転リニューアルオープン これまで事務所兼店舗で運営を行っていたが、京都府福知山市の新商業施設「ゆらのガーデン」に「concept shop CROUKA」を移転オープン。
同年LR / yahoo / Amazon OPEN、その5年後キナリノモールオープン 、8年後自社ECサイトと、続々とweb shop をオープンさせ事業を拡大していく。
2014
水害により事務所と実店舗が水没する 「平成26年8月豪雨」により観測史上最多の雨量を記録。福知山市街地ではこれまで経験したことのない内水による被害が発生や、市街地周辺の中山間部においては河川の氾濫や、山肌崩落等による民家や道路、鉄道への甚大な被害が発生。 福知山市の低い土地が水没し、弊社は実店舗も事務所も両方水に浸かる。 実店舗は150cmほど浸かり、什器や商品が全て水没。事務所もまた膝下辺りまで水没したため、PCや保管商品 を破棄せざるを得ず、復旧作業に数か月かかる。その間事務所も実店舗も一度閉店し、スタッフをはじめ取引先メーカー様の協力を得て立て直しを図る。
2015
実店舗、水害後リニューアルオープン 床や什器等内装を一新してリニューアル。
お世話になったメーカー様や友人を招き、開店前のレセプションパーティーを行う。
2019
兵庫県豊岡市城崎町に<sacca KINOSAKI>オープン 温泉地で有名な兵庫県の城崎町で、新事業である"香り"の販売がスタート。
お客様一人ひとりに合わせた世界に一つだけのオーダーメイド ファブリックミストを作れるお店として、 オープン当初は社長自ら店舗に立って香りを提案する。
初の他府県出店かつ、異業種ということもあり試行錯誤しつつも、新たなる可能性を求めて邁進中。
2023
福知山千年の森づくり推進パートナーシップ協定を締結 京都府福知山市と丹後大江山天橋立国定公園内に位置する三岳山・大江山連峰の魅力発信を目的とした、福知山市初のパートナーシップ協定を締結した。
主に情報発信の面で、三岳山・大江山連峰周辺の魅力を発信。また、令和5年10月29日(日)には大江山酒呑童子祭り実行委員会が主催の「大江山酒呑童子の里清掃活動」に参加し、大江山の美化に取り組んだ。
今後のアキヤマを共に築いていくスタッフ 現在従業員数44名。 有限会社アキヤマは、これからも感謝の気持ちを忘れず、共感してくれる仲間と共に、80-90-100周年と続く企業となるよう精進いたします。
TO THE FUTURE.

70th movieCROUKA周年記念動画

HISTORY of AKIYAMA 1953-2023

長年に渡りご愛顧くださる皆さまのおかげで、有限会社アキヤマは創業70周年という節目を迎えます。
70年の歴史と現在の姿をショートムービーにまとめましたので、ぜひご覧ください。
これから先もお客様、お取引先各位、共感できる仲間とともに有限会社アキヤマは歩み続けます。
「洋服を通じて、人々をHAPPYに!!!」

anniversary mugCROUKA周年記念スペシャルアイテム

デザインユニット「COCHAE」による描き下ろし周年記念グッズ

今回CROUKA創業70周年を記念したロゴの描き下ろしを、“あそびのデザイン”をテーマに活動する軸原ヨウスケ、武田美貴、菅野沙耶(2020〜)によるデザイン・ユニット「COCHAE」に依頼し実現しました。
お家でのんびりネットショッピングを楽しんでいる様子を「70」の文字に落とし込んだロゴ、そしてミシンと蝙蝠傘にTHANK YOU.の文字を添えたイラストを制作していただきました。
こちらのイラストを、時代に左右されないテーブルウェアを追求したブランド“Common”のマグカップに載せて製作しています。

special contents70周年を記念した社内スタッフによるチームプロジェクト