this One
この記事は、「One」1つのモノに絞って。私の目線からオススメしたいアイテムを紹介するものです。なぜ、このような記事を書きたいと思ったのか。それは、そのアイテムを購入する理由って人それぞれで、その理由こそが、そのモノを愛する理由になり、長持ちする(させる)秘訣だからです。
お店で、いいモノを見つけて、購入をする時の心の中を想像してみてください。「カッコいい!!」もちろん十分な理由。店員さんが「それはカッコ悪いです」なんて言うことはまずありません。なんなら、「これって、〇〇〇で~」「実は、〇〇なんです」と言われると。さらに欲しくなり、購入後もそのアイテムを着用する度に思い出すのです。トレンドには左右されない、そのモノ「One」の価値を高めて、所有した時の満足度に繋がればと思って書きます。
今回、このテーマにした理由。CROUKAで何年も洋服に触れてきたが、これほどに衝動的に服を買ったのは初めてかもしれない。
地デジ駆け込み需要でテレビがバカ売れした約12.3年前。私は、テレビ搬送・設置の手伝いをしていたことを思い出した。男のロマンである大型テレビ、今ではテレビの必要性すら落ちてきているように感じるが、電気屋に行けば自然と足が向いてしまうテレビコーナー。
買うつもりがなくても、電気屋のお兄さんにテレビのことをご教授いただくことが多かった。
テレビ画面の黒色表現
漆黒、暗黒、墨…様々な黒があるが、その表現は容易ではなく、開発者たちは日々鬼ごっこのような戦いを繰り広げているのです。
テレビ画面の黒色は、光を全く発していない状態を指します。しかし、液晶パネルや有機ELパネルなどのディスプレイは、常に光を発しています。そのため、黒色表現を実現するには、この光をいかに抑え込むかが鍵となるのです。
液晶パネルの場合、バックライトから発せられた光を遮断する必要があります。しかし、完全に光を遮断することは難しく、どうしても微量の光が漏れてしまいます。これが、黒色がグレーっぽく見えてしまう原因の一つです。
有機ELパネルの場合、個々の画素が自ら発光するため、バックライトは不要です。しかし、画素を完全に消灯しても、微量の光が残ってしまうことがあります。
さらに、人間の目は暗い部分ほど色味に敏感です。そのため、画面全体の明るさが均一であっても、黒色の部分だけ浮いて見えてしまうことがあります。これを「黒浮き」と呼び、テレビ画面の黒色表現における大きな課題となっています。
これらの課題を克服するために、テレビメーカーは様々な技術を開発しています。しかし、これらの技術は完璧ではなく、常にさらなる改善が求められています。
テレビ画面の黒色表現は、まさに奥深い闇の世界。こうして、より深い黒色表現を目指しているわけです。
いつも通り、余談が過ぎてしまいました。
超長綿SUVINと、アメリカ産の上質超長綿SUPIMAをブレンド
丸胴仕様のシームレスボディ
ヘビーウェイト
これらは商品情報として記載があるので、実際に着用し感じたことをまとめます。
まず、衝動に駆られ購入するに至った理由は、この色。一目見た時からただの黒ではない。VINTAGE BLACK?商品タグを見るとINK BLACK。少し抜け感のある黒色で、角度を変えれば光の当たり方で表情が変わる様。(インクブラック:黒に近い暗い灰色)
着用してみると、ガシッ・シャリッの質感。ロンTeeというよりは、スウェットとロンTeeの中間的な厚み。ロンTeeを探していても見つからないし、薄手なスウェットを探していても見つからない絶妙さ。そして、優しい肌当たりが既にクセになっています。
今回使用した写真は全て、3度洗濯した物です。1度目の洗濯では黒味が少し引き締まったように見えましたが、3度目の現在はINK BLACK感が復活。着用を重ねるたびに黒が抜けてVINTAGEの様な黒に変化していきそうな予感。こんな変化が楽しめそうなトップス(Tシャツ)に出会ったのは初めてです。
ヘビーウェイトですので、若干の縮みが発生します。38サイズの未洗いの物と3度洗濯した物を比較しました。
<38size未洗い>(cm)
着丈:73 肩幅:56 身幅:59 袖丈:63
<38size3度目>(cm)
着丈:71 肩幅:55.5 身幅:57.2 袖丈:62
縮小率97.36%となりました。個体差や色による違いはあると思いますので参考程度にしてください。
As daywear, built to take hard wash and sun drying.
~気にせず洗って天日干しできる日常着~
KAPTAIN SUNSHINEのブランド紹介文にあるこちら、まさしくそんな一枚です。
Tシャツやデニム、様々なアイテムにおいてBLACKの需要が高まっている世の中ですが、多様な黒の中でどの黒を選ぶのか、テレビ業界における黒色表現のようにKSの深い黒を感じてもらえると嬉しいです。同素材の半袖タイプもご用意しておりますのでチェックしてみてください。
Crouka Photographer1986年生まれ、イセックこと井関です。趣味で風景写真を撮っています。
休みの日は三脚を担いで撮影に出かけるか、古着屋巡りに行くか、スパイスカレーを作るか。古着しか愛せないわけではなく、古着から学ぶことが多く、その目線で今のモノを見るとより深くモノを見つめることができるのです。偏りのある記事になるかもしれませんが、よろしくお願いします。