202310/27FRI
vol.003this One ヨネトミは、私のSTANDARD

this One
この記事は、「One」1つのモノに絞って。私の目線からオススメしたいアイテムを紹介するものです。なぜ、このような記事を書きたいと思ったのか。それは、そのアイテムを購入する理由って人それぞれで、その理由こそが、そのモノを愛する理由になり、長持ちする(させる)秘訣だからです。

お店で、いいモノを見つけて、購入をする時の心の中を想像してみてください。「カッコいい!!」もちろん十分な理由。店員さんが「それはカッコ悪いです」なんて言うことはまずありません。なんなら、「これって、〇〇〇で~」「実は、〇〇なんです」と言われると。さらに欲しくなり、購入後もそのアイテムを着用する度に思い出すのです。トレンドには左右されない、そのモノ「One」の価値を高めて、所有した時の満足度に繋がればと思って書きます。

【vol.3 ヨネトミは、私のSTANDARD】

昨秋に当社で取り扱いをスタートした"Yonetomi"
恥ずかしながら、それまでこのブランドを知りませんでした。ブランドロゴを気に入ったことと、明らかに日本のブランドやなぁというのが第一印象。初めて手に取って、なんだろう、この良さは…というのが、ヨネトミにハマるきっかけでした。

調べてみると、山形県で1952年に創業、約70年の歴史があります。
初めて手に取った時の「なんだろう、この良さは…」の中に、これまでのニットブランドにないクリーンさや新進気鋭な匂いを感じました。70年の歴史とは少し相反する部分に違和感がありますが、次の創業者大江良一の言葉に納得しました。
―「他社に先駆ける」「常識にとらわれずに追求する」精神性を継承しつつ、歴史と伝統にあぐらをかくことなく、表現方法を模索し続ける。―

  

私も愛用している、こちら。「EX FINE WOOL RIB KNIT PULLOVER」
ヨネトミが特に得意としているローゲージニット。シルクのような光沢が、ヨネトミが展開したい"色"をさらに引き立てます。「鮮やか」の一言。高密度に編み込んだ畦編みは、カシミヤのような滑らかな肌さわり。さらには立体的なシルエットを演出します。やや重みはあるが、それは高密度が故。"ヨネトミを着ている"と感じられる一枚です。

実は、家で洗濯ができます。
ヨネトミの製品のほとんどが、家庭での洗濯(手洗い)に対応しています。これは、私のSTANDARDには欠かせないポイント。試しに、ネットに入れて洗濯機を回してみました。問題はありませんでしたが、手洗いが推奨されておりますので、自己責任でお願いいたします。

自分のSTANDARD。それになり得る服って、なかなか見つからない。 それは、手に取った時の、ただ「良い」だけではなく、細かなディテールや性能はもちろん、そのブランドの背景を知ることも重要だと改めて感じさせてくれた「Yonetomi」。 ぜひ、手に取って袖を通していただいて、あなたのSTANDARDになれば幸いです。

item

Yonetomi
EX FINE WOOL RIB KNIT PULLOVER
COLOR :
PRICE : ¥25,300
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profile

Crouka Photographer1986年生まれ、イセックこと井関です。趣味で風景写真を撮っています。
休みの日は三脚を担いで撮影に出かけるか、古着屋巡りに行くか、スパイスカレーを作るか。古着しか愛せないわけではなく、古着から学ぶことが多く、その目線で今のモノを見るとより深くモノを見つめることができるのです。偏りのある記事になるかもしれませんが、よろしくお願いします。