交錯する過去と未来。伝統と革新が織りなすBarbour 2024 SPRING COLLECTION ｜Crouka LR｜

時を越え、イギリスからの風が吹き抜ける―。
世界中から愛される英国ブランド〈Barbour〉はこの春、再び私たちの心を揺さぶります。
エターナルな魅力が溢れるスタンダードアイテムに加え、ジャパンリミテッドコレクションがラインナップ。
ただ洋服を選ぶのではなく、自らの物語を選ぶ旅の始まり。
私たちCROUKAがセレクトした〈Barbour 2024 SPRING COLLECTION〉をぜひご覧ください。

1894年、イングランド北東部サウスシールズの地でジョン・バブアーにより創業された〈Barbour〉。
イギリス上流階級のアウトドア・ライフスタイルを体現するブランドとして、CROUKAをご利用いただいている方の中にもご愛用者は多くいらっしゃると思いますが、そもそもは北海の不順な天候のもとで働く水夫や漁師、港湾労働者のために鱈の肝油を塗ったオイルドクロスを提供したことが始まりでした。
その革新的で耐久性に優れたオイルドクロス製の防水ジャケットによって、「バブアー」の名は瞬く間に広まりました。

第一次、第二次世界大戦中には、英国軍へ防水服を供給。第二次世界大戦時には潜水艦ウルスラの公式搭乗員服として採用されるほど高い機能性を誇りました。
また、1936年に発表されたオイルドコットン製ライダースジャケット「インターナショナルジャケット」は、50年代～70年代に開催された6デイズ トライアルサーキットに出場したほとんどのレーサーが着用。64年に出場した俳優のスティーブ・マックイーンも着用し、ライダースジャケットの代名詞となります。

真摯な物作りの姿勢と高い品質が評価され、1974年にエディンバラ公爵殿下（故フィリップ殿下）、1982年に女王陛下（故エリザベス女王）、1987年にはウェールズ皇太子殿下（現チャールズ国王）より、イギリス王室御用達(ロイヤル・ワラント)の栄誉を賜ります。
70年代以降、ハンティングやフィッシング、乗馬といった英国のアウトドアアクティビティと密接にリンクすることでカントリー・ジェントルマンの装いを彩り、英国を代表するアウトドア・ライフスタイルブランドとしての確固たる地位を築いていきました。

先に述べた通り、〈Barbour〉はロイヤルワラントを与えることができる三名であるエディンバラ公爵殿下、女王陛下、ウェールズ皇太子殿下からそれぞれ御用達の認定を受けた数少ない3ワラント企業です。そして、その授与された3つのロイヤルワラントを長くブランドネームに掲出してきました。
しかし、2021年4月にエディンバラ公フィリップ殿下が薨去され、Barbourは2022年秋冬コレクションより2ワラントへとブランドネームのデザインを変更しています。
2022年9月にはエリザベス女王陛下も薨去され、ロイヤルワラントはさらにもう1つが姿を消すことになります。
2ワラントのBarbourはわずか2年ほどの生産となることが予想されるので、将来的にこの期間の2ワラントBarbourは価値が高まるのではないかとも言われています。
※ワラントを授けることができる人物が亡くなられた場合は、当該のワラントは無効となり、2年以内にワラントの掲出を取りやめる必要がある

今季は、Barbourが日本のライフスタイルにマッチするように企画した「JAPAN LIMITED COLLECTION」もラインナップ。
人気のモデルをベースに、日本の気候や生活様式、トレンドを踏まえたデザインにアレンジされています。
スタンダードモデルを所有している方の次の一着としてはもちろん、今まで着たことのない方の1st. Barbourとしてもオススメのコレクションです。