【BUYER'S RECOMMEND】
STILL BY HAND × Karl BlossfeldtのフォトプリントTシャツ。

2021/07/02

STILL BY HAND / スティルバイハンド から今シーズンリリースされたTシャツの中でも、特に注目してほしい逸品をご紹介します。

プリントモノをほとんど出さない STILL BY HAND がリリースしたプリントTシャツ。
しかも、予想を裏切る「フォトプリント」です。
さらに、カール・ブロスフェルトのフォトプリントとなると・・・ということで今季の取り扱いが確定したアイテムです。
「着れるアート」というとチープに聞こえてしまいますが、「分かる人には分かる」そんなTシャツなのです。





装飾美術家、カール・ブロスフェルト(Karl Blossfeldt)とは

カール・ブロスフェルト(Karl Blossfeldt) はドイツの彫刻教師、装飾美術家。
ベルリン王立芸術工芸大学で学生達に「自然におけるデザイン」を教える為、自らが撮影した植物の写真を用いた事で知られています。
写真技術は独自で学び、さらには、対象物を拡大して撮影可能な写真機をも自作するという常人の域を超えた人物です。

彼は「植物は決して単なる無味乾燥な機能主義に堕落しない。その形は論理的であり、また最適である。植物の原初的な力は、全てのものを最も高い芸術的な形状を取るように仕向ける」と言います。
普段、自分自身が気付かない植物の魅力を写真に収め、構造や機能、美しさのバランスは既にそこにある「自然」から学ぶべきだと。

プロダクトデザインの草分け的存在であるドイツの美術学校「BAUHAUS(バウハウス)」でも注目され、実際に展示なども行われていたようです。
プロダクトデザインと言うと、合理的で機能的、そして表現主義的で工業的なイメージですが、自然界の中でも共通項が多くあり、そこにいち早く目をつけた氏の思想は当時から今まで多くの人物に影響を与えているんだと思います。
STILL BY HANDのデザイナーも影響を受けたその一人かもしれません。





凛とした印象で、クリーンに着こなせる一着



プリントTを殆どリリースしないSTILL BY HANDが、Karl Blossfeldtの写真を用いてリリースした理由が何となく理解出来ますし、「もしかしたらこういう意味もあるんじゃないか?」なんて考えるのもまた面白いですね。

様々なブランドから様々なTシャツがリリースされていますが、その中でも際立った存在感を放つ〈STILL BY HAND × Karl Blossfeldt〉のフォトプリントTシャツ。

ここ数年、ミニマルな無地Tシャツが好まれる傾向にありますが、フォトプリントとはいっても至ってシンプルなルックス。
その中に、植物が自然の中で生きる形に芸術性を見出したカール・ブロスフェルトのボタニカルポートレートを乗せることでアーティスティックな一枚に仕上がっています。

この夏、自分を表現する一枚として、ぜひオススメいたします。