男心をくすぐるギミックがいっぱい。
本物と理想の狭間を追求し続ける「ナイジェルケーボン」

2019/09/19

国籍や性別を問わず人気の高い "Nigel Cabourn / ナイジェルケーボン" 。
私たちCroukaのセレクトする数多くのブランドの中でも非常に人気のあるブランドのひとつです。
そんなナイジェルケーボンといえば、世界的にも有名なヴィンテージクロージングのコレクターでもあります。彼が長年に渡って蒐集した、4000点以上にもおよぶレアなヴィンテージアイテムのアーカイブをもとに作られる完成度の高い洋服には、リアルなストーリーや歴史観、そして細部に至るまでこだわり抜かれたディテールが詰め込まれています。
トレンドに左右されることなく、ひとつの価値観と情熱に突き動かされて創作されるアイテムは、男心をくすぐるものばかり。

今回は、Croukaがセレクトした Nigel Cabourn のこだわりアイテムをご紹介します。



英国ワークの巨匠「Nigel Cabourn」

昨年、デザイナーとして仕事を始めて50周年を迎えたイギリスの巨匠「Nigel Cabourn / ナイジェルケーボン」。
彼が創作するコレクションは、一般的な「ファッション」とは一線を画しています。トレンドには左右されず、彼が長年情熱を突き動かされてきたビンテージクロージングの生地やデザインディテールといった要素を土台にして創作されているからです。
そこには、史実に基づいたリアルなストーリーがあり、それらを踏まえたデザイン、マテリアル、ディテールがあり、最高レベルの技術とクオリティーによって高い完成度でどこにもない独特のコレクションが生み出されるのです。




英米のヴィンテージをミックスしたNigelの代表作

ナイジェルケーボンの定番でもある「ARMY CARGO PANT」は、アメリカ軍のみならずミリタリーパンツの傑作ともいえるカーゴパンツ「M-51」をベースに創作されています。
そこに「M-43」と1940年代に英国陸軍で着用されていたカーゴパンツの要素を取り入れアレンジしたオリジナルデザインです。
両サイドのカーゴポケットには荷物を押さえたり止血帯にも使用されたヘリンボーンテープを再現。ウエストポケットはサイドにあしらい、フロントにはヨーロッパの各軍で多く見られる特徴的なポケットを備えています。細めのベルトループの他にサスペンダーボタンも備えられており、細かなディテールはリアルなヴィンテージと見紛うほど。
オリジナルを忠実に再現したワイドなシルエットは存在感ある着こなしを作ってくれます。
また、自然な風合いのコットンサテンは、着用を重ねることで色落ちを楽しみながら徐々に身体に馴染んでいきます。




風合い豊かなコットンで仕立てたミリタリースモック

「ARMY SMOCK」はその名の通り、ミリタリーウェアのスモックをベースにデザインされています。
こちらはNigel Cabournの中でも世界に誇るMADE IN JAPANで展開されるMAIN LINEのアイテムです。
厚すぎず薄すぎない、絶妙な厚みと適度なハリ感のあるコットン100%ファブリックを使用しており、真夏を除く3シーズンで着回ししていただけます。
ヴィンテージのような風合いのボディに素朴ささえ感じるステッチング。やや大きめのフードにヘリンボーンのテープ、そしてフロントポケット。着こなしの幅を広げるシンプルなデザインながらも、ナイジェルらしさが感じられる一着です。




ナイジェルの手によって蘇った「LYBRO」の人気アイテム

「LYBRO / ライブロ」とは、元々はイギリス軍にも納入実績を持つワークブランド。60年代に廃業したものの、LYBROのファンでもあったナイジェルケーボン氏によってブランドのワークウェアラインとして復刻しました。
「NAVAL DUNGAREE」はナイジェル氏のインスタアカウントでも度々着用している姿が登場するアイテムで、ヨーロッパやアジアでも人気が高く、昨シーズンは世界的にも品薄になりました。
1940年代のアメリカ海軍の甲板員が着用したオーバーオールをベースに、オールドミリタリーやワークウェアのディテールを掛け合わせてデザインされた一着。
時計を入れるためのウォッチポケットや二重比翼の前合わせ、そしてTALONジッパー。両サイドには消防服に採用される着脱を容易にするファイヤーマンクリップ。その作り込みの深さはナイジェルケーボンならでは。リアルなオールドミリタリーを楽しめる逸品です。




ペインター仕様のNAVAL DUNGAREE

前述した「NAVAL DUNGAREE」にペンキによる汚し加工を施した「NAVAL DUNGAREE PAINT SPLATTER」。
ペンキ塗り職人が長年使用したような雰囲気で、より一層ワーク感が高まる一着です。
ナイジェル氏は自身で洋服を汚したりして着ることでも知られていますが、こちらはそんなナイジェル氏に一歩近付けるペンキ汚れ加工。ナイジェル氏はこれもさらに汚して着そうですが・・・着用と洗いを繰り返すことでボディはもちろん、ペンキ汚れも風合いを増していきます。さらに新しい汚れが付いたりすることで自分だけの一着に育っていくのも楽しみのひとつです。




ワーク&ミリタリーからインスパイアされたクラシカルなキャップ

「MECHANICS CAP」はアメリカンベーシックなクラシックデザインのキャップで、ワークウェアラインであるLYBROで手掛けられた一品。
ワーク・ミリタリーのヴィンテージアイテムよりインスパイアされたデザインを日本製のファブリックで丁寧に仕立てられています。
ネップ感のあるデニムとコットンツイルの2種類あり、どちらも着用と洗いを重ねることで味のある風合いへと経年変化していきます。




10年来の友人・三原康裕氏とのコラボレーションシューズ

日本を代表するファッションデザイナーの一人、三原 康裕 氏との10年以上に渡る友好関係が生んだコラボレーションがこちらのアイコニックなシューズ。
三原氏のブランド「Maison Mihara Yasuhiro」の代表的なアイテムのひとつであるスニーカーに、ナイジェルケーボンの世界観を乗せた逸品は、他に類を見ない遊び心溢れる仕上がりとなっています。
ぽってりしたフォルムに太いシューレース、そしてインパクトのあるソール。そこにミリタリーテイストを感じるカラーリングとブロードアローのステッチでナイジェルらしさをプラスしています。








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