(表紙)
文章の赤い文字部分がオリジナルで挿入できる部分になります。
改行箇所、書体、文字サイズは異なる場合があります。
製本サンプル(画像)とはオリジナルデータを変えてあります。
呼び名は、普段使っている呼び方が子供さんに喜ばれます。
左のページには、写真などを貼っても素敵ですね。
さとう たくやさま
これはあなたのためにとくべつに
つくられたおはなしのほんです。
小学校入学おめでとう!
サッカーもおべんきょうもがんばってね!
2010年4月吉日
パパとママより
下のページに入ります
メッセージは文字数によって3行まで掲載。未設定の時は空欄となります。
プレゼント日は、記念日の設定をおすすめします。
贈り主は「より」が付きます。未設定の時は表示されません。
・・・ここから本文となります・・・
たくやくんは6さい。
ふとんのなかで、ねがえりをうって ゆっくりと
めをあけました。でも、すぐに めをつぶりました。
「まさか!ユニコーンのはずがない!」
たくやくんは いまみたものが しんじられなかったのです。
もういちど おそろおそる めをあけてみました。
そのどうぶつは やっぱりいました。
「おはよう、たくやくん。
きょうは きみのねがいごとを きくために
ここに やってきたんだよ」
ユニコーンは ささやきました。
「・・・えーっと・・・そうだ!
きょうりゅうのこと、もっとしりたいんだけど・・・・・」
たくやくんはこたえました。
このページに「年齢」が入ります。
「そんなことなら、まかせといて!
これから、きょうりゅうのくにへ
つれていってあげるよ。よういは いい?
さぁ、しっかりつかまって!」
たくやくんをのせたユニコーンは、
おおぞらにとびたちました。
たくやくんとユニコーンがついたのは、
うつくしいみずうみのほとりです。
とてもおおきなアパトサウルスが、
「やあ」と こえをかけてきました。
「ぼくのからだは、バスよりおおきいでしょ。
すきなたべものは、みどりのはっぱなんだ」
たくやくんがなまえをきくと
「ないんだ」
きょうりゅうはかなしそうにこたえました。
「じゃ、なまえをつけてあげる。
ミスター・ビッグってどう?」
「ねえ、みて!あのやま、ひをふいている!」
たくやくんは、
みずうみのむこうを ゆびさしました。
「ああ、あれはかざんだよ。
まわりを みてごらん。
きょうりゅうのくにには かざんやぬまや
ジャングルが、あちこちに あるんだよ」
「ほんと、すごくあついね」
たくやくんがいいました。
そこへ、ステゴザウルスがあらわれました。
「みて!せなかのギザギザ!」
たくやくんはさけびました。
「あれは ほねのいたで できてるんだ。
ステゴザウルスは あのギザギザで
じぶんの みを まもったり、
あそこから たいようのねつを とりいれて
からだを あたたかく するのさ」
ユニコーンが おしえてくれました。
たくやくんと ユニコーンは、
うすぐらいジャングルへ はいっていきました。
かわった かたちの むしや、
いろいろな きょうりゅうが たくさんいました。
あるきまわっていると、とおくから ビシャビシャと
おおきなおとが きこえてきました。
「あんなに おおきなおとを たてているのは だれだろう?」
たくやくんは つきとめたく なりました。
そんなに とおくないところで、
ティエラノサウルスに であいました。
この きょうりゅうは はがおおきくて、
がんじょうな うしろあしで たっていました。
ふとい しっぽが からだのささえに なっています。
「あんなに おおきなおとを たてていたのは、
きみだったの!ちょっと うるさかったから、
ノイジィーっていうなまえを つけてあげる!」と、
たくやくんは いいました。
「いま こんなことをしているなんて、
のりくんや、だいくんや、えりちゃんに
しんじてもらえるかなぁ・・・・」
たくやくんは おもいました。
登場人物は、3名までの枠で設定が出来ます。
未設定の時は「みんな」となります。
きがつくと ユニコーンが ないてました。
「どうしたの?」たくやくんが ききました。
「きょうりゅうたちには なまえをつけてあげたのに、
ぼくには つけてくれないんだもん」
ユニコーンは しょんぼりしています。
「ごめん、ごめん。そうだ エーリエルなんてどう?」
たくやくんが いうと
「いいね!」 ユニコーンが にっこりわらいました。
とつぜん、ねこと おなじくらいの おおきさの
コンプソグネイサスが
たくやくんたちの よこを かけぬけながら さけびました。
「ぼくに ついてきて!いいもの みせてあげる」
「はやくはしれるから、ライトニングって よんでもいいかい?」と、
たくやくんは いいながら エーリエルといっしょに
すごいスピードで ライトニングのあとを おっていきました。
やすみなく どんどん はしっていくと、
ごつごつしたいわが そそりたっていました。
ライトニングが がけのうえのすを みせてくれました。
なかには テルーダクティルスの こどもが 3びきいました。
「だれの こどもなのかなぁ?」
たくやくんは おもいました。
「わたしだよ」というこえが、そらから きこえて
テルーダクティルスが すがたをあらわしました。
たくやくんは そらをとべるトカゲが
いるなんて おもってもみませんでした。
「デッキーという なまえにきめた!」 と、
たくやくんは おもいました。
デッキーが すにおりてきました。
エーリエルが デッキーと
なにか はなしを しています。
エーリエルがたくやくんに
「そろそろ いえに かえるじかんだよ」
と、いいました。
たくやくん、エーリエル そして
デルーダクティルスは きょうりゅうのくにを
みおろしながら、うつくしいみずうみまで
まいもどってきました。
「なにがあるんだろう?」
きょうりゅうたちが テープや ふうせんで
きしべを かざりつけています。
「なにが はじまるの?」
たくやくんが きいても、
エーリエルは こたえてくれません。
ちじょうに おりたつと、
ペントセレープスが あいさつに やってきました。
たくやくんが すばやくかぞえると、
ペントセレープスの あたまには つのが5ほん。
「なまえはペンティーだ!」たくやくんは きめました。
「わたしといっしょに きてください。
あなたを びっくりさせることが あるんです」
ペンティーは いいました。
きょうりゅうたちが
おおきなケーキを とりかこんでいます。
「だれのケーキなの?」「たくやくん、きみのだよ!」
きょうりゅうたちが こえをそろえて いいました。
エーリエルと きょうりゅうたちは、
たくやくんが いえに かえるじかんになったことを
しっていたのです。だから みんなは
たくやくんに じぶんたちの くにで すごした
きょうのことを おぼえていてほしくて
パーティーを することにしたのでした。
パーティーがおわると
ティエラノサウルスの ノイジーが いいました。
「たくやくん ざんねんだけど
もうふじのみやに かえるじかんだよ」
たくやくんは、まだ かえりたくありません。
でも、のりくんや、だいくんや、えりちゃんが しんぱいするし、
みんなに きょうりゅうの くにでの ぼうけんを
はなしたくて たまりませんでした。
たくやくんを いえまで おくってくれた
エーリエルが、いいました。
「きみといっしょで ぼくも たのしかったよ」
たくやくんの へやに もらったケーキが ひとつと、
ともだちになった きょうりゅうたちの
サインの はいったカードが ありました。
「このケーキを のりくんや、だいくんや、えりちゃんと
いっしょにたべて、
この ぼうけんの はなしを するね。
さよなら エーリエル。
ぼくの ねがいを きいてくれて
ほんとうに ありがとう」
右のページは、ひと言書き添えたり写真を貼ったりできます。
(裏表紙)