圧力キャナー(圧力鍋方式)瓶詰め食品作り(酸度の低い食品の保存)
※酸度の低い食品には、野菜・スープ・シチュー・肉・鳥肉・魚介類などが含まれます。
酸度の低い食品は容易に保存できますが、腐敗の危険性を取り除くために115℃の温度で一定時間加熱処理しなければなりません。
(ボツリヌス菌発生の予防)※加熱時間は、実証済みの保存レシピに従ってください。
圧力鍋方式を採用します。熱湯湯煎方式では、水の沸点の100℃までしか加熱できません)。
ボツリヌス菌は、酸度の高い食品では発生しないため熱湯湯煎方式で安全に加工処理できます。
※トマトなど(酸度:高)と、野菜や肉など(酸度:低)を組み合わせるようになっているレシピは、
酸度の低い食品用の保存レシピとみなされます。
必要なもの
- 実証済みの保存レシピ
- 圧力キャナー(圧力鍋)
- ガラス製の保存瓶(メイソンジャーなど)
- フタとリング(フタは、いつも新しいものを用意してください)
- 木製スプーン、おたま、じょうごなどの台所用具
- 新鮮な野菜、肉・鳥肉または魚介類などの食材
あると便利な調理用具
- ジャーリフター(瓶持ち上げ用具)
- しっかり握れるホットジャーハンドラー(熱瓶取り扱い用具)
圧力瓶詰め食品作りの手順
- 保存レシピや説明書を読んで、保存方法、調理時間などを確認してください。レシピに従って器具と材料を準備します。
- 瓶、フタ、リングを点検してください。瓶に欠け、ひび、があるとしっかり密閉できなかったり、割れたりする原因になります。
フタの内側に傷や面むらがあると密封できなくなる恐れがあります。
フタのゴムシールも確認してください。洗剤で瓶、フタ、リングをよく洗い熱湯で十分にすすぎます。 リングは乾燥させておいてください。
- 食材の準備ができるまで、瓶を湯煎で温めておきます。沸騰させないでください。食器洗い機を使うこともできます。
瓶を温めておくのは、熱い食品が加えられた時、瓶が割れるのを防ぐためです。
- 圧力鍋に5cm~8cmの深さまで水を入れます。中火にかけます。沸騰直前まで加熱します。
準備ができるまでコトコト煮るくらいの状態に保ちます。圧力鍋の使用法については、メーカーのマニュアルに従ってください。
- 保存レシピに従って食材を調理します。
- 温めた瓶を取り出して、中身を空にします。ジャーファネル(瓶詰め専用じょうご)を使用して、瓶に調理済みの食品を入れます。
瓶の中の上部に少しスペースを残しておきます。食品の気泡を取り除き、閉じ込められている空気を抜きます。
バブルリムーバー・ヘッドスペースツール(脱気用具)か、あるゴム製のヘラを瓶と食品の間に入れて滑らせる方法が便利です。
- 清潔な布で、瓶のふちやねじ山をきれいに拭いてきれいにします。ゴムシールが瓶と密着するようにフタをして、
リングをしめます。圧力鍋に配置します。最終的にメーカーのマニュアルで推奨されている深さになっているかどうか、
確認します。(水の深さが、約5cm~8cmほど)
- お使いの圧力鍋のマニュアルに従って、加熱・圧力調整をします。保存レシピに示されている加熱・処理・保温時間を守ってください。
- 圧力鍋が完全に冷めたのを確認してから、瓶を取り出して、タオルの上にまっすぐ立てて置きます。こうすることで、
瓶が温度差で割れることを防ぎます。そのまま12~24時間、瓶を放置しておきます。この時、瓶には触らないようにしてください。
密封が不完全になる場合があります。
- 瓶のふたの中央部を押して、密封の具合を確かめます。
フタが屈曲したり、ペコペコしないか確かめてください。
リングを外して、軽くフタを持ち上げて外せるかどうか試してみます。外せない状態が、きちんと密封された証拠です。
24時間以内に密封状態にならなかった場合、再処理を行うか、すぐに冷蔵して早めに消費してください。
瓶、フタを拭いてラベルなどをつけてオリジナルの保存食品の出来上がりです。乾燥した冷暗所で、長期保存可能です。
ウォーターバス(熱湯湯煎方式)瓶詰め食品作り(酸度の高い食品)
※酸度の高い食品には、フルーツ・フルーツジュース・ジャム・ゼリーなどのフルーツスプレッド、サルサ・トマト・
ピクルス・チャツネ・ソース・ビネガそれにさまざまな薬味食品などが含まれます。
酸度の高い食品は容易に保存できます。有機酸を多く含んでいる食材は保存にも最適です。
サイドディッシュからデザートに至るまで幅広くレシピがあり、手作りも簡単で楽しみながら作れます。
必要なもの
- 実証済みの保存レシピ
- ボイリングウォーターバスキャナー(ふた付き大型の深底鍋)
- ラック
- ガラス製の保存瓶(メイソンジャーなど)
- フタとリング(フタは、いつも新しいものを用意してください)
- 木製スプーン、おたま、じょうごなどの台所用具
- 新鮮な野菜やフルーツ、それ以外の良質な食材
あると便利な調理用具
・ジャーリフター(瓶持ち上げ用具)
・しっかり握れるホットジャーハンドラー(熱瓶取り扱い用具)
ウォーターバス(湯煎)瓶詰め食品作りの方法
- 保存レシピや説明書を読んで、保存方法、調理時間などを確認してください。レシピに従って器具と材料を準備します。
- 瓶、フタ、リングを点検してください。瓶に欠け、ひび、があるとしっかり密閉できなかったり、
割れたりする原因になります。フタの内側に傷や面むらがあると密封できなくなる恐れがあります。
フタのゴムシールも確認してください。洗剤で瓶、フタ、リングをよく洗い熱湯で十分にすすぎます。
リングは乾燥させておいてください。
- 食材の準備ができるまで、瓶を湯煎で温めておきます。沸騰させないでください。食器洗い機を使うこともできます。
瓶を温めておくのは、熱い食品が加えられた時、瓶が割れるのを防ぐためです。
- ボイリングウォーターバスキャナー(ふた付き大型の深底鍋)を準備します。水を半分くらい入れて、
ふたを閉めて火にかけます。沸騰直前まで加熱します。準備ができるまでコトコト煮るくらいの状態に保ちます。
鍋の底をカバーするために使うラックはあらかじめ底に沈めておいてください。
ラックがない場合は、ケーキなどを冷やす時に使う器具や適当な数のバンドをたばねたもので代用できます。
- 保存レシピに従って食材を調理します。
- 温めた瓶を取り出して、中身を空にします。ジャーファネル(瓶詰め専用じょうご)を使用して、
瓶に調理済みの食品を入れます。瓶の中の上部に少しスペースを残しておきます。
約0.6mm ジャムやゼリーなどのソフトスプレッド、フルーツジュースなど
約1.3mm フルーツ、ピクルス、サルサ、ソース、トマトなど
食品の気泡を取り除き、閉じ込められている空気を抜きます。バブルリムーバー・ヘッドスペースツール(脱気用具)か、
あるゴム製のヘラを瓶と食品の間に入れて滑らせる方法が便利です。
- 清潔な布で、瓶のふちやねじ山をきれいに拭いてきれいにします。ゴムシールが瓶と密着するようにフタをして、
リングをしめます。ラックの上に配置します。確実に瓶が水でおおわれるようにします。
- 鍋にふたをして完全な沸騰状態まで加熱して、煮沸処理します。
沸騰した状態から処理時間を測ります保存レシピに示されている加熱・処理・保温時間を守ってください。
処理時間が完了したら、火を止めて鍋のふたを取り外します。約5分間、鍋の中にそのまま置いておき、外の温度に慣らします。
- ある程度冷めたのを確認してから、瓶を取り出して、タオルの上にまっすぐ立てて置きます。こうすることで、
瓶が温度差で割れることを防ぎます。そのまま12~24時間、瓶を放置しておきます。この時、瓶には触らないようにしてください。
密封が不完全になる場合があります。
- 瓶のふたの中央部を押して、密封の具合を確かめます。フタが屈曲したり、ペコペコしないか確かめてください。
リングを外して、軽くフタを持ち上げて外せるかどうか試してみます。外せない状態が、きちんと密封された証拠です。
24時間以内に密封状態にならなかった場合、再処理を行うか、すぐに冷蔵して早めに消費してください。
瓶、フタを拭いてラベルなどをつけてオリジナルの保存食品の出来上がりです。乾燥した冷暗所で、長期保存可能です。
|