珈琲茶房 榕菴 かわら版

 β版です:まだまだ未完成で読みにくい部分はありますがご了承下さい 


榕菴(ようあん)って、だれ?.........1
コーヒーという「物」の話し..........2
コーヒーという農産物と収穫の話し.......3
コーヒー豆を焙煎(ばいせん)する言うこと...4
コーヒー豆をブレンド(配合)する.......5

「そのまま飲んで旨いものを、なんで混ぜるんだ」っですって?
それは「混ぜればもっと旨くなるから」です

2種類以上のストレートコーヒー(専門用語で「オリジン」と言います)を混ぜる作業をブレンド(配合)と言います
目的は様々ですが概ね以下の2つの利用から行われます

 ・ 価格の安定化
コーヒー豆は相場物ですからその時々によって値段が大きく変わります
しかし、その度に小売単価を改定する訳にもいかないので価格の不安定なオリジン(主にアラビカで狭い範囲で収穫されるもの)と価格が安定的なオリジン(ロブスタや広範囲で収穫されるもの)をベースに配合します
そうすることで価格の変動差を最小限に抑えます
またコロンビアスプレモの中に若干のエクセルソを混ぜる、サントスSRC-18にbQを配合するなどで特定銘柄の価格を抑える場合もあります
もともと同じ品種ですので風味に大きな変化は見られませんが、小粒な豆が増えることで商品価値が下がる場合があります

 ・ 味の創造
先にも書きましたが、アラビカ種は基本的に「ナチュラル」は苦味があり「ウォッシュ」には酸味があります
長所を伸ばし欠点を補うためにも様々な種類のオリジンを配合して製品化します

   無理に混ぜることはありません 最初は実験的にやってみましょう
ステップ1)
 コーヒー液で混ぜる
 最初から豆の状態で混ぜるのは大変ですし加減も判りません
まずはドリップした液体を混ぜてみると手軽で良いと思います
ステップ2)
 最初は2種類で
 デタラメに混ぜるのでは無く「何と何を混ぜたか」を記録しておくと良いでしょう
オリジンによっては時間経過(淹れたてと冷めてから)で極端に風味の変わるものも多くありますので、何度も味を確認しましょう
ステップ3)
 半々が基本
 2:8や7:3もありますが、最初は5:5で混ぜてみて加減を見ましょう
ロブスタやシダモのように特徴の強いものは半々では他のオリジンに比べて風味が目立ってしまう場合もありますので、その場合は少し減らしてみましょう
ステップ4)
 特徴をよく考えて
 グアテマラとコロンビアのように似ている種類を混ぜてもあまり意味がありませんので、まずはコロンビアとブラジルといった真逆のものから始めましょう
大切なことは「そのオリジンの特製を良く知る」という事です
ナチュラルなのか、ウォッシュなのか、酸味はどの程度なのか?焙煎度合いはどうなのか?
ステップ5)
 慣れてきたら隠し味も
 エチオピアやインドネシアのような個性の強い種類もわずかに混ぜることで全体が引き締まります 慣れてきたらやってみましょう

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コーヒー豆を挽いて粉にする..........6
コーヒー抽出(ドリップ)の話し........7
レギュラーコーヒーとインスタント.......8
味覚によるコーヒーの格付けの話し.......9
コーヒーで持てなすと言うこと........ 10
「好きが高じて」カフェを始める........11
(編集後記)..................12