数年前、「もうすぐ姉の誕生日。何を贈ろうかな。」と考えていた時、
ふと思いついたのが、子どものころに姉妹二人とも夢中になって何回も読んでいた童話、
「きょうだいトロルのぼうけん」です。
2人のトロルの姉妹が、悪いトロルにさらわれた末っ子の赤ちゃんを探すために冒険の旅に出る、というお話です。
幼い姉妹が次々にせまりくる困難を乗り越えながら、
赤ちゃんを取り戻す様子を何回も何回もあきることなく読み返したものでした。
大好きだったのになぜか手元には残っておらず。
引っ越しや何かでなくしてしまったのかもしれません。
さすがに本屋さんにはないと思い、ネットで検索したところ・・・
ありました!!
良いお値段がしましたが、(あらためて検索し直したらさらにいいお値段になっていてビックリ!!)
さっそくお取り寄せして姉にプレゼント。
する前に、もちろん自分で読み返しましたよ。
なんという懐かしさ。
胸がきゅーっとせつなくなるくらいの圧倒的ノスタルジー。
子ども時代に大好きだったものは時を経てもやはり大好きでした。
きのこのステーキ、コケモモのジュース、困ったら川に聞きなさい。
あぁ、自分用にも買えばよかった・・・いや、このまま自分のものに・・・。
葛藤の末、姉にプレゼントいたしました。
姉も同じように激しく喜んでくれたのでやっぱりあげてよかった(笑)
「きょうだいトロルのぼうけん」
ガンヒルド・セーリン作/小野寺百合子訳
おすすめと言いながらすでに絶版となっており恐縮なのですが(汗)
どこかで奇跡的にめぐりあうことがあったらぜひぜひ手に取っていただきたい1冊なのです。