間もなく創業90年を迎えます
支えて頂いている顧客様へ
心より感謝申し上げます




LIME 職人が作る革バッグ



鞄 工程 1. タンナーさん

バッグ(鞄)ができるまでには、まず!革の素材が必要です!ライム工場に革素材が入るまではタンナーさんと呼ばれる素材職人さんのお仕事!良い革を選ぶには熟練された目利きが不可欠です。ライムでは姫路の由緒ある凄腕のタンナーさんと提携しています。

革の輸入
  ライムバッグ工場では、鞄の素材である革を主にカナダから輸入しています。革の腐敗を防ぐため塩漬けや乾燥処理をして輸入されます。

水漬けと背割
  革に付着している汚れを除去、脱水した革の水分を水漬けし生革の状態に戻した後1頭分を背筋に沿って半分に割ります。

脱毛と
石灰漬け
  革の柔軟性を得るためにアルカリにより革を膨潤させ革の繊維をほぐすと共に毛、脂肪、表皮を分解し除去する。

分割
  分割機(スプリッティングマシン)を使って革を表面と裏面の二層に分割します。

脱灰と酵解
  脱毛と石灰漬けによって革中に残っている石灰を取り除く。たんぱく質分解酵素を使って不要な革のたんぱく質を取り除き、表面をなめらかにする。

なめし
  なめし剤を革に浸透させ繊維と結合させることで耐久性、耐熱性を与えます。クロムなめし(金属系)、タンニンなめし(天然シブ系)等が有り、事実上ここで皮から革へと変化します。

シェービング
  シェービングマシンで革を削って一定の厚さに調整する。

再なめし
  鞄に使う革の素材感をここで表現します。ライム職人さんとタンナーさんが何度も話し合いアイディアを用いて独特のオリジナル革を開発します。

塗装・乾燥
  鞄に色を塗装します。革の外観の美しさを色と艶で強調するとともに耐久性も思案し塗装し乾燥させます。ライム職人さんとタンナーさんが話し合いライム独自の素材がここで完成!縫製工場に出荷されます^^/






鞄 工程 2. バッグ(鞄)職人

一言でバッグや鞄といってもデザインや機能性に欠けていては愛される鞄とは言えません。ライム職人さんは、毎年開かれるヨーロッパのバッグ展示会に赴き流行やデザインを視察します!ここからライムのバッグは完成に向けてスタートするのです!


会長自身が手がけるすばらしい鞄
 
いつまでも愛されるバッグを創りたい・・・

そうつぶやく職人代表の会長さんは

”喜のために・・・”をコンセプトに日々、

革に語りかける。

昭和初期から代々受け継がれる匠の技は

今もここに息づいている・・・。
 


  企画デザイン.
若いデザイナーの意見をディティールに盛り込みデザインを企画していきます。流行と職人技のコラボレーション・・それがライムの鞄です。


  革の素材入手.
事前にタンナーさんと企画し色染めした素材を吟味し、一般的に【Aグレード】といわれる革を選び抜き入手します。一枚の革からもバッグのどこに使うかを職人さんの目で判断し、もちろん一番良質な部分を使用して裁断に入ります。


裁断.
革は繊維です。向きによって伸縮も違うため裁断方向に気をつけながら、そして良質の部分を選びながら部位を抜き取る技術には熟練を要します。
 


  裏素材の裁断.
鞄の裏素材等は数枚を重ねて裁断します。裁断機を使って型抜きしたりもしますが主にバンドナイフで型切りします。


  裁断面の加工.
革の切り口に色をつけて行きます。数分乾かし色止艶出し剤を塗り再度乾燥させます。ショルダーやバッグの持ち手にあたる部分は高温で焼いてなめらかにし、バフ掛けしてから色付けします。


女性も活躍する鞄の創造  
繊細なライムの鞄縫製には女性も活躍。

一つのバッグが出来るまでにはいくつも

の工程があり。幾人もの職人さんの手

によって完成を見ます。そこには繊細な

女性の縫製箇所も不可欠です。

皆様が手にする鞄一つにもいろいろな

思いを通ってお手元に届きます。


  革の厚みを変える.
業界でスキと呼ばれる工程でパーツを適した厚さにそろえます。厚すぎると重くなり薄すぎるとヘタリ感がでる。バッグ(鞄)が綺麗に仕上がるかどうかはこの工程にかかっています。


  いよいよ縫製.
縫製は多彩なミシンを使い分けて行います。丸い角はポストミシン、直線的部分に使うミシン、細かく機械に任せて置けない部分は手で縫ったりもします。


  面から立体へ.
パーツとパーツを組み合わせ縫いとめながら面をつくり、面と面をさらにつないで立体にしていきます。タイプにもよりますが外側と内側は別々に作られ外側に内装を施して最終の縫製に入ります。


  仕上げ・検品・完成.
不要な糸をカットし熱処理します。熱風機でシワをのばし製品検査に入ります。良品にタグを付けて完成!^^/痛まないように袋に入れ大切に保管倉庫に運ばれます。

昭和初期の創業スタッフ

よろこばれるものを創りたい 
いつの時代も変わらぬ想いを込め


私たちの仕事は、一度失われた命に再び命を吹き込むことです。素材そして自然に感謝し、地元を愛し、人が幸せを感じられるものを作っていきたいという想いで創業より真面目に取り組んできました。その取り組みは、1933年の創業以来、脈々と途切れることなく受け継がれており、社員の一人一人がその気持ちを持ち、ものづくりに励んでいます。

 


LIMEの革素材をご紹介します 出来る限り長くご愛用頂きたい




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