文責
北野 友昭
おやじが多い厨房・キッチン業界に縁あって入社、新人類(死語)の私は業界の古い体質に疑問を抱くも怒りのハードコアバンドで鬱憤を晴らしていたが、自分の世界を作ればいいんじゃない?と悟りを開き、ネットショップ厨房の家を立ち上げ、今に至る。

ネットショップ
厨房の家

四国の骨付き鳥。

鳥料理・・・ 良く考えてみると、鳥を使った料理は日本全国至るところに、極上の味が存在する。
また、その味わいと食す人の姿は、もはや文化として欠かせない物であり、
会社帰りのお父さんは、「焼き鳥と冷えたビール」を楽しみに仕事を頑張る。

そんな、各地こだわりの鳥料理がある中で、四国にももちろん
地元に根ずいた鳥料理が存在するのである。

それが、『骨付き鳥』と言われる香川県発祥の骨付きのもも肉を使ったにくいやつだ。
私は地元が香川県でありまして、今はお隣の愛媛県在住ですが、
もちろん、愛媛にもこの骨付き鳥屋が何店舗もある。

地方の友人は四国に来ると、うどんつれてけ、か、骨付き鳥食わせろと言うぐらい
インパクトの有る美味と辛さで、

うどん OR 骨付き鳥

という二大戦争を香川県に持ち込んだのである。
各店舗こだわりがあり、それぞれの味を追求しているので、
その味わいを食べ比べるのも楽しみの一つだ。。

素朴な疑問であるが、なぜにこんなに美味しいのか?

この骨付き鳥、家で作るのはほぼ不可能に近い。なぜか?
オーブンが違うからである。350℃(実温度400℃近辺)にも達する、
高温の温度のためだ。焼き鳥は何とか家でも出来るがこの
骨付き鳥はそうはいかない。だからこその味だ。


その味わい方はこうだ・・・

見るだけでよだれが出てきそうなのを我慢できず、、
自分はまず骨の外側を ガブリ といただく。






じゅわっっ〜 肉汁が口元から垂れるのをティッシュで拭きながら、
今食べた隣のまだ肉が付いている部分をすぐさまほおばる。

次にいただくのが、ももの肉が分厚くなった部分だ、
背中の脂に染み込んだ塩味がたまらない・・・

通常ならここでキャベツを一枚パリッとかじり、
さーっっと 冷えたビール をのどに流し込む。


ぷはーーーっ  幸せ〜〜〜 な瞬間である。


まさに文化。この一連の完成された芸術のような瞬間。
大げさに言うなら、時の楽しみ方を知っている大人の食べ物。
こんな瞬間がある国、  四国。

学生の頃はこんな田舎いやだと都会に行き、逃げるように帰ってきた歌舞伎者の私を受け入れてくれた。
四国のよさを改めて実感した瞬間、この味わいに四国の神々が舞い降りてきた・・・

少々大げさか・・・・





なにはともあれ、『骨までしゃぶりつくす』 という礼儀をわきまえながら、

「いただきま〜す!」とかぶりついて食べて欲しい。

うちの小さな子供も大好きだ。辛いけどうまーい。

あ、冷えたビールとキャベツはちゃんと用意しといた方がいいかな、うん。




あなたはこの話を読み、食べずにいられようか・・・



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