ウーパールーパーを飼ってみよう

ウーパールーパーは非常に愛らしい姿で高い人気を得ている両生類の一種です。
いずれの品種も飼育は大変簡単です。基本的に金魚と同じように飼育できます。
夏場の高水温対策、複数個体を飼う場合はスペースをが必要な点に注意しましょう。
簡単な気遣いで、可愛らしいウーパールーパーの魅力を存分に楽しむことができます。
美しく可愛らしいウーパールーパーの飼育を始めてみませんか?

ウーパールーパーとは?

正式名称はアホロートルといい、メキシコのソチミル湖、チャル湖原産のサンショウウオの仲間です。
原種は絶滅危惧種としてワシントン条約(CITES)により輸出が禁止され、流通しているものはブリード個体となっています。
日本でも1980年代半ばに、その愛くるしい顔から一躍人気者となりました。
幼形成熟(ネオテニー)の形態をとるためエラを残したまま性成熟をし、非常に長い寿命を持ちます。

飼育方法

ここではウーパールーパーを飼育する上で必要なものをご紹介します。

▼ウーパールーパー生体各種


【飼育に必要なもの】
水槽:30cm〜複数飼育の場合は60cm位を目安にしてください。セット水槽がおすすめです。
フィルター:外掛式・上部式・外部式などお好みに応じてお選びください。
冷却器具:ファンやクーラーなど夏場の水温管理の必需品です。
水質調整剤:カルキ抜きなど水槽立ち上げの際の必需品です。
ネット:こまめな水質管理には掃除が必要です。
※その他、金魚飼育に順ずる器具が必要となります。



【食事】
ウーパールーパーには沈下性のものが適しています。
専用のエサも販売していますので是非ご覧ください。
水は汚れやすくなりますが、こまめにエサを与えると複数飼育の際のかじり合いが軽減されます。

▼おすすめのエサ

ウーパールーパー専用エサ

冷凍赤虫各種

ウーパールーパーが飼育できるエサ各種



【水草】
ウーパールーパー飼育の際には、水草を入れることをおすすめします。
産卵時には水草が必要ですし、見た目も素敵になります。

▼おすすめの水草

アナカリス

ミクロソリウム他、シダ系水草

バリスネリアの仲間

飼育上の注意点

・魚と一緒に飼育してしまうと、魚を食べてしまったり、魚に外エラをかじられたりしますので混泳は避けましょう。
・ウーパールーパー同士の複数飼育は可能ですが、互いに外エラや手足をかじる恐れがあります。
・意外と大食漢で水を汚す傾向にありますので、頻繁に水を交換し水質を保ちましょう。
・ウーパールーパーは強い水流を好みません。水の落下口、出口にスポンジをつけたり、ガラス面に水流を一度当ててから水を流し込みましょう。
・ウーパールーパーは高温にならない高地に棲息しており、夏の暑さには弱い生物です。最高水温が28度を超えるときは、水槽用ファンやクーラーを使い温度を下げてください。逆に冬場は10度に保つのがベストと言われています。0度近くになると死んでしまう場合がありますが、冬場に低温を経験させないと春に産卵行動を起こしません。春になったら少しずつ温度を上げ、20度くらいを保ちましょう。

以上のことに注意してウーパールーパーとの楽しいアクアライフを満喫してください!



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