水槽で楽しめる金魚特集

色鮮やかで古来より我々日本人の心をつかんではなさない金魚。
金魚は上から眺めることでその美しさを確認できることで知られています。
その証拠に手ぬぐいや浴衣などで見られる金魚のデザインは上からのものが多いですよね。

しかし水槽で飼って横から眺めてもその美しさを最大限に表現できる金魚も数多く存在します。
可愛さ、ダイナミックさ、金魚には様々な魅力があります。
今回水槽飼育におすすめの金魚紹介を中心として、その他飼育方法などを一挙ご紹介いたします! 水槽内でその強烈な存在感を輝かせてみてはいかがでしょうか?

水槽で楽しめる金魚

飼育方法

水槽単体・水槽セット各種

金魚は品種にもよりますが、成魚になると20~30cm程度にまで成長をします。幼魚飼育から大きな水槽は必要ありませんが、最低でも30cm程度あったほうが水の汚れや遊泳空間の確保等から管理が容易になります。その後、成長に合わせて水槽を大きくしていきます。

当店では生体が付いて簡単に金魚飼育が楽しめるお手軽セットも販売中です。あわせてお楽しみください!

水槽に対しての匹数の目安

水槽サイズ 3~5㎝ 5~8㎝ 8㎝~ おすすめ水槽単体 おすすめ水槽セット
30㎝ 2匹~3匹 1匹~2匹 1匹 30cm水槽(単体) 30cm水槽(セット)
40㎝ 3匹~4匹 2匹~3匹 1匹 40cm水槽(単体) 40cm水槽(セット)
45㎝ 4匹~5匹 3匹~4匹 1匹 45cm水槽(単体) 45cm水槽(セット)
60㎝ 6匹~10匹 4匹~6匹 2匹 60cm水槽(単体) 60cm水槽(セット)

当店イチオシの水槽単体&水槽セット!

底床・レイアウト素材

底床は現在販売されている商品のほとんどが使用可能でしょう。注意点としてはソイル系の底床は金魚が掘り返すことで濁りが発生することがあります。角のとがった砂利は金魚の体や鰭を傷つけることがあるため使用しないほうが良いでしょう。

“風山石”は削られた岩肌が自然の厳しい雰囲気を演出してくれます。また「風山石」自体存在感がありますので、岩組レイアウト水槽には最適の素材です。金魚水槽に使用する場合は、角張ったレイアウトにはしないよう注意が必要です。

フィルター

水槽では現在市販されているほとんどの種類のフィルターが使用可能です。個々人の好みに応じて選択しても良いでしょう。
注意点として金魚は泳ぎが得意ではありませんので強い水流を発生させるフィルターは適していません。
また、酸欠に弱いので匹数によってはエアレーションが必要となります。
金魚は大食漢で水を非常に汚します。フィルターの能力に頼りきるのではなく、こまめな換水を心がけると状態良く飼育をすることが可能です。
ろ材には水質安定に効果があるカキガラの使用が非常におすすめです。

掃除方法

金魚は大食漢で水をよく汚し、砂利の中に残り餌やフンなどが溜まりがちです。
「プロホース」は砂利はそのままに、ゴミだけを排出することができる水替えの際の必需品です。
また、壁面に生えたコケにはスクレーパーやクリーナーを使うとキレイに掃除ができます。
石やアクセサリーなどに生えるコケの掃除には石巻貝やフネアマ貝などの貝類をあらかじめ入れて予防しておくことが効果的です。
水替えの際はカルキ抜きを忘れないようにしましょう。

ヒーター

金魚は冬や季節の変わり目の水温変化が激しい時には、状態を崩して病気にかかる確率が高くなります。夏場は特に必要ありませんが、冬場はヒーターを使用して15℃程度に設定しておくと管理が楽になります。ヒーターは室内での水槽飼育では大変有効です。

金魚用調整剤

水を汚しやすい金魚には調整剤を使うと効果的です。
透明度を保つ効果があったり、ミネラルで健康維持に効果を発揮するなど用途に応じてお選びください!

水草

金魚の食性は雑食性なので水草は良い餌となってしまいます。水草を入れるのであれば餌と割り切ったほうが良いでしょう。アヌビアスやエキノドルス等の葉の硬い水草は食害にあいにくいようです。
良く使用される水草にはカボンバ、アナカリス、マツモがあります。人工飼料だけでは植物分が不足するようで良く食べる姿を観察できるでしょう。

金魚のかかりやすい病気

白点病

イクチオフチリウスと呼ばれる、0.7mm程度の球形の繊毛虫が、上皮組織やエラに寄生する事で起こる病気。水温の急変や水質の急激な悪化によって発生し易く、極めて速い進行と強い伝染性の為、治療には早期発見が非常に大切となる。

症状
障害物に体をこすり付けたり、ヒレ、体表に白点が表れる。
治療法
飼育水を塩分0.5%にし、マラカイトグリーン、メチレンブルー等の魚病薬を使用しての薬欲を3~5日間行う。

エロモナス病

カラムナリス病

フレキシバクター・カラムナリス菌の感染により起こる病気で感染する部位によって口腐れ病・鰓腐れ病・鰭腐れ病・尾腐れ病・皮膚病と呼び名が変わる。発病すると進行が極めて早い上、伝染性も非常に強いので、早期発見が非常に大切。

症状
溶存酸素の比較的多い場所(水面上層部や注水口)に集まりフラフラといかにも弱々しくなる。
鰭に感染した場合はすぐに各鰭が融解しバラバラになる。
治療法
飼育水を塩分0.5%にし、エルバージュ、パラザン等の魚病薬を使用する。

運動性エロモナス病

エロモナス・ハイドロフィラ菌が原因で起こる病気です。感染すると治療が常に困難な場合が多いです。
症状によって松かさ病、赤斑病、ポップアイと病名が変わります。

症状
感染すると鱗の逆立ち、ヒレや体表の出血、眼球の突出が起こります。
治療法
エルバージュ、パラザン等の魚病薬が有効とされていますが、治療が難しい場合が多いため予防することが重要です。

ウオジラミ

ウオジラミは、針を魚に刺し、毒液を注入しながら体液を吸い続けて弱らせます。
別名はチョウ病で、温水性淡水魚に寄生することで知られています。

治療法
トロピカルゴールド、トロピカルN、マゾデン液、リフィッシュ等が有効とされています。
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