その涼しい音色で、夏から秋の風物詩として古くから愛されている昆虫の仲間です。 北海道や沖縄などを除く日本全国に生息しており、草むらなどの陰になっている場所に潜んでいることが多いです。基本的に夜行性で、夜になると鳴き始めます。 黒く小さい体に白く長い触覚をもっており、美しい鳴き声を奏でるための大きな上翅をもっています。翅に通っている脈はヤスリ状になっており、これをこすり合わせることで美しい音色を奏でます。成虫では上翅が2枚しかありませんが、羽化したての頃は4枚もっており、鳴き声をよくするために後翅2枚を自分で切り落とすという変わった特徴を持っています。