サンゴの死骸等の石灰石の表面に石灰藻などが付着したものです。内部に小さな隙間が無数にあり、そこにゴカイの仲間、微小な甲殻類や微生物、濾過バクテリアがたくさん生息しています。また、複雑に配置されたライブロックは魚やエビの隠れ家になります。

ライブロックは、水質に対するろ過能力だけでなく、水槽内をより自然な海水景観に演出してくれます。

お客様の元に届いたLRは基本的にはそのまま入れていただいてもかまいませんが、できれば上記のチェック・キュアリングをした後に導入されることをおすすめします。
ご家庭では海水の入ったバケツにLRを入れ、エアレーションをかけておきます。
水が汚れてきたら交換し、腐敗臭からかすかに磯の匂いがする程度になったら完了です。底を上げておけばカニなども落ちてきます。

ライブロックの石灰藻をキープしながら状態良く維持するには適度な光・水流・微量元素が必要です。光はさほど強くなくても大丈夫ですが水流はパワーヘッドやシャワーパイプの向きの調節、またスタンドなどを用いてライブロックの組み方も工夫し全体に水流が当たるようにしましょう。
硝酸塩の蓄積も良くありませんのでプロティンスキマーの設置をお勧めします。

またスキマーをかけていたりサンゴに吸収されることによって微量元素であるカルシウム、ヨウ素、ストロンチウム等が失われるとどんどん石灰藻はなくなりデッドロックになってしまいます。カルシウムリアクターや添加剤を利用して石灰藻を維持できるようにしましょう。



ライブロックスタンド

プロテインスキマー

ポンプ/制御機

Caリアクター