
オーバーフロー水槽の水の流れについて
図はあくまでも参考です。
用途別に様々なカスタマイズが可能になるのがオーバーフローの魅力の一つです。
用途別に様々なカスタマイズが可能になるのがオーバーフローの魅力の一つです。

オーバーフロー水槽の特徴について
水量を確保することができ、数多く入れたり、餌をよく食べる魚を飼育したりする場合に適したシステムです。

例えば、60×30×36cm(約56L)の水槽に40Lのろ過槽をセットにすると、総水量は100L近くなります。
これは、一回り大きい60×45×45cm水槽に匹敵します。
水量が大きいと水温・水質の変化が小さくなるため、通常の水槽より魚やサンゴを良い状態で飼育することができます。
また、ろ材も多く入れることができ、大きなゴミをこして取るウールの交換も容易なため、水の汚れも早く分解できます。
こうしたことから、数多く入れたり、餌をよく食べる魚を飼育したりする場合に適したシステムともいえます。
これは、一回り大きい60×45×45cm水槽に匹敵します。
水量が大きいと水温・水質の変化が小さくなるため、通常の水槽より魚やサンゴを良い状態で飼育することができます。
また、ろ材も多く入れることができ、大きなゴミをこして取るウールの交換も容易なため、水の汚れも早く分解できます。
こうしたことから、数多く入れたり、餌をよく食べる魚を飼育したりする場合に適したシステムともいえます。
他にもこのような特徴があります
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目立つものはろ過槽に収納できます
ヒーター・殺菌灯など多くの機材を使いますが、ろ過槽内やキャビネット内に収納可能です。 -
CO2は発散させてしまいます
水槽内の水がろ過槽に落下する際、空気を巻き込むためCO2を必要とする水草の育成には適していません。 -
水槽の上面も活用できます
水槽の上面を覆うものがなく、メタルハライドランプを多灯する場合など、照明を当てる面積が確保できます。
オーバーフロー水槽のシステムについて
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ウエット式システム(淡水・海水)
外部や上部など一般的なろ過に近いシステムで、魚をメインに飼育する場合におすすめです。 -
ベルリンシステム(海水のみ)
ろ材を入れずに大型プロテインスキマーとライブロックによるろ過により、水を浄化するシステムです。 -
マッドシステム(海水のみ)
自然に近いろ過方法で、ろ過槽に海藻を入れてサンゴに有害な硝酸塩やケイ酸塩を吸収させるシステムです。
ひと昔前までマニアックなイメージがありましたが、最近では60cm以下の小型オーバーフロー水槽も登場し、アクアリストの中でも馴染み深いシステムとなりました。
特に最近は、オーバーフロー水槽が適している海水魚人気の高まりから需要が伸びつつあります。
それではオーバーフロー水槽について学んでいきましょう!