• コリドラスとは、チリ以外の南米大陸に生息するナマズの仲間です。
    アクアリウムに携わる方なら周知の事実でしょうが、このコリドラスは底を這うように泳ぎ、底砂に落ちている残餌を食べることで知られています。
    この習性を利用して底床を掃除させるという脇役的なポジションで飼う人も少なくありませんが、コリドラスは主役になれるとても存在感のある魅力的な魚なのです。
    その最大の魅力は何といってもその見た目、つぶらな瞳にコミカルな動き、見ていてこれだけ飽きのこない魚が他にいるでしょうか?
    そしてもう一つ、コリドラスは種類が豊富で、現時点で命名されているのは約160種とされており、未だ発見されていない新種が山ほどいるとまでいわれています。
    さらにコリドラスは「ショートノーズ」、「セミロングノーズ」、「ロングノーズ」という3種に大別でき、ショートノーズの中には成長しても3cmほどにしかならない「ミニコリ」、 特徴的な体系を持つ「エレガンスタイプ」、ショートノーズをさらに短くしたような鼻先を持つ「ラウンドノーズ」等に分けることができ、その魅力は尽きるところを知りません。
    種類も無限なら、魅力も無限。これが、コリドラスがこれまで人気を誇る大きな理由といえるでしょう。

ショートノーズ

  • ショートノーズは呼んで字の如く、「鼻が短い」つまり口の先が短い種類をさします。
    見た目はコロコロとして大変可愛らしいイメージで、種類の最も多いグループです。
    3タイプの中では最も飼いやすく、ショートノーズ同士での混泳を楽しむことも可能です。

セミロングノーズ

  • セミロングは先に述べたショートノーズと後に記述するロングノーズのまさに中間の存在です。
    容姿だけでなく、生態的な特徴もショートとロングの間だといってもよいでしょう。

ロングノーズ

  • ロングノーズは口先が非常に特徴的で、前述したものよりもはるかに長めの口先をもちます。
    品種が少ないのと比例するかのごとく、自然では少数または単独での行動が特徴の種類です。
    その特性を理解した上で飼育を楽しみましょう。

ミニコリ系

  • 成長しても3cm程と小型のショートノーズのコリドラスです。
    小さく良く動き回るグループで良く群れでちょこちょこ泳ぎ回る姿は大変可愛らしいです。

エレガンスタイプ

  • コリドラス・エレガンスを始めとするショートノーズに含まれるコリドラスです。
    やや体高のある特徴的な体系をしたグループで、遊泳性が強く、良く泳ぐ種類が多いのもエレガンスタイプの特徴です。
    他のショートノーズと同様に温和で飼いやすい仲間になります。

その他コリドラスの仲間たち

  • コリドラスに近縁な仲間でエメラルドグリーンコリドラスの名前で流通するブロキスの仲間や、コリドラス・バルバータス等が含まれるスクレロミスタックスの仲間、 ミニコリ同様に小型なアスピドラス、コリドラスの仲間と、他のナマズとコリドラスと中間種のようなホプロステルムスの仲間などのカリクティス科に含まれるグループです。

コリドラスの種類の豊富さにおいてチャームは日本一を誇ります。
「おすすめは?」と聞かれると正直なところ、「全てのコリドラスです!」と言ってしまいたくなるほど全てのコリドラスが魅力的でいとおしい存在なのです。
しかしながらここでは、そんな数あるコリドラスの中であえてスタッフの独断でイチオシを挙げてみました。
大変珍しくそして愛らしい種類も含まれていますので、是非ご覧ください。
人気種ゆえにすぐに欠品になる恐れもありますので、お買い求めはお早めに!

  • コリドラス・パンダ
    ペルー原産のコリドラスで、現在ではブリード個体の流通が多く見られます。
    名前の可愛らしさから人気の種で、ベージュのボディに黒のスポットが入ります。
    コリドラス類は比較的丈夫な種が多い中で、パンダは若干注意が必要な種です。
    幼魚の内は水質の大きな変化に弱いため、導入時などは気をつけた方が良いでしょう。
    一度水槽の水に慣れれば、非常に丈夫で繁殖も狙える魚です。コリドラスの中でも特に愛くるしい種です。


  • コリドラス・ハブロースス
    ベネズエラ、コロンビア原産の小型のコリドラスです。
    成長しても3cm程度のチビコリですが、体高のあるコリドラスらしい体型をしています。
    コチュイの名で流通することも多いですが、本物のコチュイは流通が稀にしかなく見る機会の少ない種です。
    体側の黒のラインが特徴で非常に可愛らしい魚です。痩せやすいので、少量のエサを回数を増やして与えてください。


  • コリドラス・ステルバイ
    ブラジル、グァポレ川原産のコリドラスです。
    美しく、飼育が容易な種として、採集個体、ブリード個体が多く流通する人気の種です。
    黒い体に白のスポットが入り、鮮やかなオレンジの胸ビレの対比が目を引きます。
    丈夫で飼いやすく、黒っぽい体と体高のある姿からは存在感が感じられ、水槽内でも一際目立ちます。
    飼育は容易で混泳にも適しています。繁殖まで楽しめるコリドラスとして、コリドラス飼育の全てを味わうことができる種です。

コリドラスは、特別な種類を除いては比較的飼育が簡単な生体に分類されます。
適した水質など細かい点については種類によって異なりがあるので、是非各コリドラスの販売ページをご覧ください。
ここではコリドラスを飼育する上で最も注意しなければならない点をピックアップし、ご紹介したいと思います。

【底床について】

皆さんご存知のようにコリドラスは底床の上を中心に生活している魚です。
つまり底床に何を選ぶかというのがまず重要なポイントとなるでしょう。
自然ではコリドラスは、細かい砂の上で行動し、口先をその砂に突っ込んでは餌を探すという習性を持っています。
大きな粒の石や砂ではこの本能的ともいえる行動に支障をきたしてしまうので、できるだけ細かな砂をおすすめします。
多少大きな粒でも問題はありませんが、その際、石や砂に角ばった部分がないかをチェックする必要があります。
なお、明るい底床に戯れるコリドラスは非常に可愛らしい姿ですが、明るい底床では体色の濃い種類は体色が飛んでしまうので落ち着いた色彩の底床が適しています。
ちなみに水の硬度を上げてしまうサンゴ砂や崩れやすいソイルはコリドラスには不向きとされていますので、予めご注意ください。

●おすすめの底床●

【水草について】

低層を泳ぐコリドラスは底砂を汚すため、定期的な底砂の掃除が必要です。
根張りの弱い水草や、成長が早く枯れ葉の多い有茎草は底砂掃除をしづらく、コリドラスとの相性は良くありません。
本セットに含まれる流木付きの水草は簡単に移動ができ、底砂の掃除も簡単!
エキノドルス系(アマゾンソードの仲間)の水草は根張りがよく、枯葉も除去しやすいのでメンテナンスも楽チンです。
育成も容易な種なので、入れるだけで殺風景になりがちなコリドラス水槽を華やかに演出してくれます。

●おすすめの水草●

【水流について】

コリドラスを飼育する上でもう一つ欠かせない要素があります。
それは水流です。当たり前のことですが、自然においては水の流れというものがあります。水槽内でも水流を作り出すことで自然の状態に近づくことができ、さらにその水流によって動き回るため体型を天然の状態に保持することができます。
一方水流のない状態では不自然に太ってしまうことで健康を維持できず寿命も短くなるという傾向がみられます。
水中ポンプを内蔵した外部フィルター、さらに効果的にするためにはそれにディフューザーを装着して水流をつくってみてください。
酸素不足になりがちな水槽内に酸素を送り出すと同時に多少の水流を作れるという意味ではエアレーションも欠かせない要素の一つといえるでしょう。
特にロングノーズ種や大型種は強い水流と高い溶存酸素量が必要です。背ビレが伸張するタイプのコリドラスでは強い水流を与えることでヒレの発達を促すことができます。

●水流を作り出すためのおすすめ器具●

【その他】

その他、コリドラス専用の餌なども豊富に取り扱っております。底部で活動する魚に適した餌を是非お選びください。
なお、さらに詳しくコリドラスについて学んでみたいという方には、コリドラスについて書かれた書籍をご紹介します。

●コリドラスにおすすめの餌●

  • コリドラスは非常に奥の深い魚です。これだけ豊富な種類がいると、全く飽きがきませんし、もっとコリドラスのことを知りたくなります。
    知れば知るほど魅了されること間違いなしという何とも不思議な魚です。
    チャームではこれからもコリドラスの魅力を皆様にお伝えするべく、管理にも一層精進していきたいと考えております。
    コリドラスをより深く知ることでアクアリウムの楽しさをこれまで以上に感じてください!