日頃から情報交換は密に（茶農家の久保田さんと私）

入念な肥培管理に基づく茶園作業

摘み取られた茶葉は、
その日の内に茶農家の荒茶工場で、
うまみを引き出すのにもっとも適した深蒸し製法で製茶されます。

ここで出来た原料茶を荒茶と呼びます。

荒茶は、大きさや重さの違う様々な茶葉が混ざり合ったお茶です。
また、半製品のため青臭くてあまりおいしくありません。

一般的に「荒作り」「荒茶作り」「荒仕上げ」と言う名前で販売されているお茶は、この荒茶の粉を取り、そのまま火入れをして仕上げたたものです。

ただ、このように比重や成分量の違う茶葉を
一律に“火入れ”をしてしまっては、甘みや香り、色にムラが出来、本当においしいお茶にはなりません。

そこで、「静岡茶いち」では、火入れをする前に、茶葉の大きさ、形、重さ、色、電導率の違いにより、じつに８種類もの部位に茶葉を分解します。

そして、祖父の代から受け継ぐ横山式火入れ機をはじめ、最新のマイクロ波乾燥機、遠赤外線火入れ機を駆使して、それぞれの茶葉部位に最も適した“火入れ”を行っています。

とても手間の掛かる作業ですが、これにより格段においしいお茶が出来るのです。

最新の小型製茶機械と、昔ながらの職人手仕事の融合で、高品質なお茶を少しずつ生産出来るようになりました。

これにより、月に一度の間隔で製造していたお茶を 二週間に一度に改め、どこよりも新鮮なお茶をお届けいたします。