★歌声はひばりと共に2005

2005年6月24日、日本武道館にて、「歌声はひばりと共に2005」が開催されました。

まさに大盛況、大型のスクリーンにひばりさんが映し出されると、会場は大喝采、まさに大拍手の嵐でした。
ひばりさんの愛息、ひばりプロダクション代表取締役、加藤和也さんが登場、続いて、ひばりさんの主演映画作品が順に映し出されると、画面は三人娘の初顔お合わせ映画、ジャンケン娘より「素敵なランデブー」のナンバーに、そして、曲が終わるとゲストで三人娘の一人、雪村いづみさんがトップバッターで登場、「素敵なランデブー」を熱唱しました。すべての出演者の方々について書くと、字数が何文字あっても足りませんので独断で語らせていただきます。

森光子さんは、「東京キッド」を歌いながら登場、「歌手になりたかったが、女優になった」と告白、会場にはなごやかな、85歳にして若々しい森さんを見守る温かい雰囲気に包まれました。
大スクリーンに「昴」を熱唱するひばりさんが映し出され、その後、谷村新司さんが登場、谷村さんは、「ひばりさんとデュエットをしようと約束をしたのに実現できなかった、今回のステージでやっと念願がかなった」と語り会場を感動させました。

モーニング娘は、元気溌剌で「河童ブギウギ」、「悲しき口笛」、「東京キッド」の3曲を歌いました。会場にいらっしゃる方々は、まるで孫をみるように、元気に歌い踊るモーニング娘のステージを楽しみました。

氷川きよしさんは、「人生一路」を大熱唱!会場では「きよし〜っ」の大声援!見事に歌い上げたきよしくん、惜しまれながらステージをあとにすると今度は天童よしみさんが登場! 堂々の歌いっぷりで「芸道一代」を披露すると会場は割れんばかりの大拍手です。

五木ひろしさんが「ひばりの佐渡情話」を熱唱後、再び、ひばりさんが大スクリーンに登場、東京ドームコンサートの「柔」の熱唱シーンになるとなんと、舞台「美空ひばり物語」でひばりさんを演じている浅茅陽子さんが東京ドームの衣装で登場し、会場を大いにわかせました。浅茅さんはひばりさんに本当によく似ていて、まるで、ひばりさんが生き返ったのではないかと錯覚してしまうほどです。

最後に出演者全員がステージに登場し、「川の流れのように」を大熱唱、大歓声と共に「歌声はひばりと共に2005」は終了しました。

最初に「歌声はひばりと共に」がスタートしたのは、1968年(昭和43年)です。すでに、37年の月日が流れましたが、ひばりさんの歌声はまさに、わたしたちと共に永遠に風化せず、益々、その輝きを増していきます。また、来年も、「歌声はひばりと共に2006」が、そして毎年、このすばらしいステージが開催されることを願いつつ、皆、会場を後にしたことでしょう。

美空ひばりは永遠に、日本人のこころのふるさとです。(Y.K)
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