お洗濯について




1. 洗濯表示(ケアラベル)の確認

まずは、ドレスの裏側についているタグの洗濯表示を確認しましょう。

表記が英語か日本語かで、お手入れ方法が異なります。





洗濯表記が英語の場合


洗濯表記が英語の商品は、海外からの輸入品です。

書いてある内容にかかわらず、すべて【※クリーニング不可※】となります。

(特にMBで始まる品番の商品は、タグに「DRY CLEANING ONLY」と書かれている場合でも、ドライクリーニング不可です。ご注意ください)


これは、ドレスの本場であるアメリカ等と異なり、日本のクリーニング店はドレスの取扱いに慣れていないことがあるためです。

実際に、モチーフやコサージュの紛失・ビーズやボタンのメッキはがれ・熱処理による生地のつれなど、トラブルが多数報告されております。

濃い色のドレスに白いレースが付いている場合、溶剤によって色移りしてしまうこともあります。


「お友達から借りたドレスをクリーニングに出してトラブルになった」というケースが非常に多いです。 ドレスを貸す場合には、クリーニングに出さないよう、かならず事前にお伝えください。


弊店では、事故があった際の保障はいたしかねます。 ご了承ください。


せっかくのドレスですので、クリーニングで悲しい思いをすることのないようになさってくださいませ!

ドレス以外の商品につきましても、同様にお手入れ頂けますよう お願い致します。




洗濯表記が日本語の場合



洗濯表示に従い、お洗濯してください。

ただ、ドレスについては、繊細な素材を使用していることが多く、基本的には【ご自宅での手洗い】をおすすめしております。


<洗濯表示の例>

液温は30℃を限度とし、洗濯機で非常に弱い洗濯ができる。 

液温は40℃を限度とし、手洗いができる。

塩素系及び酸素系漂白剤の使用禁止 

日陰のつり干しがよい

アイロン仕上げ禁止  



※スパンコール貼付生地のドレスについて※


PCで始まる品番の商品等、特にスパンコール貼付生地を使用したドレスは、クリーニングの溶剤でスパンコールが剥がれてしまうケースがあるため、クリーニングには決して出さないで下さい。

「クリーニング可」の洗濯表示通りにお手入れいただいた場合でも、生地に損傷が生じる場合がございます。
クリーニングで悲しい思いをされることがないよう、ご友人に貸すなどの際にも、クリーニングをしないようにと、重ねてご注意ください。

非常に繊細な生地のため、必ずご自宅でのお手入れをお願いいたします。
おしゃれ着用洗剤で手洗いの後、脱水をかけずに、タオルで挟んで水気を軽く取り、そのまま干していただくときれいになります。

※どうしても、ドライクリーニングを希望する場合、洗濯表示で「ドライクリーニングOK」となっている商品でも、クリーニング店と十分ご相談いただくようお願いします。




2. 正しい洗剤の選び方


洗濯洗剤には、大まかに中性洗剤と弱アルカリ性洗剤があります。

キャサリンコテージの商品は、基本的に中性洗剤のご使用をお勧めしていますが、洗濯表示をよく確認の上、洗剤選びを行ってください。

【弱アルカリ性洗剤とは】


一般的に弱アルカリ洗剤は、綿、麻、合成繊維などの下着や普段着の衣類を洗うのに適しています。普段洗濯機でお洗濯される際に使っているのは、弱アルカリ性洗剤です。

普通の汚れは、酸性のものが多いので、アルカリ性の洗剤だと、汚れがよく落ちます。

反対に、弱アルカリ洗剤は洗浄力は高いですが中性洗剤に比べるとアルカリが強いので衣類の色落ちなどがおこりやすいのが特徴です。特に、綿素材は繰り返し洗うと白っぽくなりやすいので、注意が必要です。


【中性洗剤とは】


一般的に中性洗剤は弱アルカリ洗剤と比較すると洗浄力は下がりますが、毛や絹などのよりデリケートな衣類や色柄物の洗濯に適しています。

やさしく手洗いしていただく製品は、中性洗剤のご使用がお勧めです。





3. ドレスの上手な手洗いの方法



① ご家庭で手洗いをする前に


・ コサージュやリボンをはずす

必ずコサージュやリボンをはずしましょう。つけたままだと型崩れなどの原因になります。


・ ファスナー・フック・ボタンを閉じる

 デリケートなボタンがついている場合は、アルミホイルで巻きましょう。


・ ドレスを裏返す


・ シミ・汚れを点検

シミや汚れがある場合は、先に取り除いておきましょう。

中性洗剤をブラシにつけ、下にタオルを置いて、たたくようにしてシミをとります。強力な洗剤を使用したり、あまり強くこすると、布が傷むので、注意しましょう。





② さあ、ドレスを洗いましょう


 中性洗剤を水によく溶かし、手早く押し洗いをします。

  色落ちや色移りする場合がありますので他のものと分けて洗濯してください。


・ 色落ちや色移りする場合がありますので、つけ置き洗いはしないでください。


・ 脱水にはかけず、ずぶぬれのまま、風通しのよい日陰に干します。乾燥機の使用は避けてください。

また、綿素材の場合、脱水をしてもかまいませんが、その場合は15-30秒を目安にして、

決してそれ以上しないようにしましょう。

脱水のしすぎは、ドレスの傷みやシワの原因になります。

ポリエステル地のものは乾きやすいので、脱水は必要ありません。







③ アイロンのかけ方

ずぶぬれのまま干すと、不思議とシワもあまり気にならないほどに乾きます。 ですが、形を整えたり、仕上げのためにアイロンする場合は、必ず当て布をして、スチームをご使用ください。(熱しすぎには注意しましょう)

また、アイロンが当てにくい部分には、手を添えてドライヤーの風を当てていただきますと ふんわりとします。アイロン、ドライヤーの熱には、十分にお気をつけください。



上手な手洗いの方法、わかっていただけましたでしょうか。


きれいにお洗濯をして、少しでも長く可愛らしく、キャサリンのドレスを使っていただければ、と願っています。








主な素材ついて


タグを見てみましょう。商品の素材が表示されています。キャサリンの製品は、そのデザインにもっとも適した素材を使って、エレガントに可愛らしく、お嬢様にフィットするよう作られています。


各素材の特徴と、シワが気になる場合の対処方法をご紹介します。




【ポリエステル】


・ 磨耗に強く、耐久性があります。

・ 軽くて乾きやすく、折り目などがある場合は取れにくく、丈夫で長持ちです。



●シワが気になる場合


しばらく風通しの良いところにかけていただきますときれいになります。それでも十分ではない場合には、以下のいずれかの方法をお試しください。



1.生地の裏側から、スチームアイロンを、スチームの熱でしわを伸ばすイメージで、生地から浮かした状態であててください。


2.表からドライヤーを少し離れたところからあてます。その際、生地をひっぱっていただきながら、ドライヤーの熱で伸ばすようにしてください。(あまり近づけすぎると生地を傷めてしまいます。十分お気を付けください。)霧吹きなどで少し生地を湿らせてからあてていただくことも有効です。


※なお、アイロン、ドライヤーをご使用の場合、熱には十分にお気を付けください。




【アセテート】


・ 絹のような光沢と深みのある鮮明な発色が特徴です。

・ 軽くて乾きやすく、弾力性があります。

・ 汚れにくく、汚れが落ちやすい素材です。



●シワが気になる場合


しばらく風通しの良いところにかけていただきますときれいになります。それでも十分ではない場合には、以下のいずれかの方法をお試しください。


1.生地の裏側から、スチームアイロンを、スチームの熱でしわを伸ばすイメージで、生地から浮かした状態であててください。

2.表からドライヤーを少し離れたところからあてます。その際、生地をひっぱっていただきながら、ドライヤーの熱で伸ばすようにしてください。(あまり近づけすぎると生地を傷めてしまいます。十分お気を付けください。)霧吹きなどで少し生地を湿らせてからあてていただくことも有効です。


※なお、アイロン、ドライヤーをご使用の場合、熱には十分にお気を付けください。




【コットン/綿】


・ 肌触り・着心地がよく、通気性がよいため涼しいです。

・ 水・アルカリ性に強いため、一般的にはアルカリ性洗剤に耐える素材です。

・ 繰り返しの洗濯により、縮みやすく、白っぽくなりやすいです。

・ 色落ちしやすいので、洗濯前に必ず色落ちテストを行いましょう。

・シワになりやすいので、ご着用前のアイロンをお勧めします。





【ベロア生地】


・毛足が長く、その光沢やなめらかな手触りが特徴です。

・直接熱をあてると、毛足がつぶれてしまい、白く光沢してしまいます。

・入荷の際の梱包などで押されたために、何かの型の跡が起毛素材にうつってしまうこともあります。



●シワが気になる場合


以下のいずれかの方法をお試しください。


1.ベロア生地の裏側から、スチームアイロンを、スチームの熱でしわを伸ばすイメージで、生地から浮かした状態であててください。


2.表からドライヤーを少し離れたところからあてます。その際、生地をひっぱっていただきながら、ドライヤーの熱で伸ばすようにしてください。(あまり近づけすぎると生地を傷めてしまいます。十分お気を付けください。)


3.跡が気になる部分には、少し離して直接スチームを当てますと、自然に圧されていた部分が起毛します。アイロンを乗せてしまうと、毛がつぶれてしまいますので、必ず離した状態で蒸気だけを当てるようにして下さい。


※なお、アイロン、ドライヤーをご使用の場合、熱には十分にお気を付けください。




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