こんにちは! TSUBASAの歌姫、エッちゃんです。

左のかわいい方のボウシがエッちゃんです。右にいるボケッとしたボウシは新参者のキボちゃんです。今、私はアイドルとしての選手生命の危機に直面しています。

スタッフがどんなに声をかけてもシラッとしていたキボちゃんは、ある日突然、何の前触れもなく「こんばんは」と呟きました。しかもその声は女の子とは思えない程、低く太い声でした。

ふふっ、もっと可愛く元気よく言わなきゃ! まだまだね。……と思っていたのに、何故かスタッフには大ウケ!!

えっ?! それが可愛いの?!

私は焦りました。今までに無いパターンです。しばらくキボちゃんの「こんばんは」ブームが続きました。何がウケるか分からない世の中です。

ふ、ふん。
一つのネタで引っ張る単発芸人はすぐに消えるものよね。……と思っていたのに、それも間違いでした。彼女はネタを小出しにしていたのです。

サービス精神が旺盛な私は人が来たら喜んで持ってるボキャブラリー全てを出し切ってしまいますが、この子は違います。

みんなが飽きてきた頃合を見計らっているかのように、次々と新ネタを披露するのです。

最近は電話の音真似までし始めました。そっくりです。脳あるボウシはネタを隠す……恐ろしい子!!

……ねぇ、キボちゃん。手を組みましょうよ。