先日、CAP!が取り扱っているバードフード「ドクターマック」をご利用されたお客さまから、「ドクターマックのペレットに青かびが発生した」とのご連絡をいただきました。
愛鳥さんが下痢をされてしまったそうで、お世話されている愛鳥家の方、そして、体調を崩したトリさんには心からお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした。
ドクターマックのペレットはオーガニックと言うこともあり、他のペレットに比べて劣化が早いのは確かなようです。
ご利用されている皆さまにおかれましては、愛鳥さんにあげる前にペレットの状態をご確認いただきますよう、お願い申し上げます。
そして今まで食べていたトリさんが急に食べなくなった時には、劣化(カビ)の恐れもありますので、無理には与えないようにしてください。
CAP!では今回の事を重大な問題と捉え、ドクターマック社と協議をしている最中です。現在までの状況を、以下に簡単にご報告いたします。
お客さまのところでカビが発生した事例を伝えたところ、
袋に穴が空いていたり、損傷した場合に湿気が侵入し青かびが発生することがあるようです。
オーガニック認定をうけるために非常に厳しい基準があり、防腐剤のようなものを入れることができません。よって劣化もしやすくなっているのは確かです。
ドクターマックの微生物学者によると、鳥と遊んだ後にフードの袋に手を入れるだけでも湿気が入り込みかびの発生につながると言っています。
しかし、今後、かびの発生を抑止するような天然のかび抑止剤を使用したり品質管理をもっとしっかりやるようにします。
オーガニックに拘らなければいろんな成分(保存料など)を添加することができますが、 それをしたらオーガニックの意味がなくなってしまうのでやりません。
という主旨の回答を受け取りました。
この回答に対して、私個人としては、保存方法についての疑問を呈しました。
日本という湿度の高い環境で、オーガニック認定品を「常温保存」するというのは無理ではないかという疑問です。
当然、梅雨時はさらに湿気が高いし、冬も乾燥するので加湿器をお使いの方が多いでしょう。
CAP!では愛鳥家の皆様に、冷蔵もしくは冷凍保存をお薦めしていますがどうなんでしょうか? と。
このことに関しては、次の回答がありました。
冷蔵庫は出し入れの際に結露し、その結露によって青かびが発生してしまいます。
しかし、それでもCAP!では今まで他のペレットも冷蔵・冷凍保存を推奨してきました。そして、今まで大きな問題は起きていません。
更に、最近の冷蔵庫はたしか結露防止機能がついているのでは、ということをメーカー側に伝えました。
そして、3回目の回答がありました。
ドクターマック商品はオーガニック商品です。
オーガニック認定を受けるために非常に厳しい基準があるため、厳密な成分管理と「余計な物は添加しない」というポリシーでトクターマック商品は製造されております。
保存方法も通常の冷蔵庫での保存では出し入れの際の結露などを考慮し、「密閉できる容器に袋ごと入れて保存する」という方法を奨励しています。
よって他のメーカーの商品やオーガニック商品でないフードに比べますと劣化が早いと感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
ドクターマックの微生物学者によると、鳥と遊んだ後にフードの袋に手を入れるだけでも 湿気が入り込みかびの発生につながると回答がありました。
乾燥する冬季には加湿器をご利用の方も多いかと思いますができるだけ保存方法をお守り頂き、開封後はできるだけ早く(4週間以内くらいに)ご使用願います。
オーガニックに拘らなければいろんな成分(保存料、防腐剤など)を添加することができますが、それをしてしまったらオーガニックの意味がなくなってしまうためやりません。
ドクターマック社からの回答は、メーカー側としてのオーガニックに対する強い意志を感じますが、CAP!としてさらに要望を伝えていく所存です。
まず現状で一番小さい「1kg入り」より、更に少ない量の商品をラインナップすること。そして新鮮なまま使い切ることができるような商品の開発です。
近いうちに直接オーストラリアのドクターマック社を訪れ、工場見学と詳細な打合せをしたいという申し出ました。
これは今後の安定供給の打合せと、現状の品不足に対する緊急対応の打合せも兼ねています。
訪問に関してドクターマック社も快諾してくれました。
ドクターマック製品の在庫不足について中間報告を致します。
今回の在庫切れは、注文する立場であるCAP!側の予測ミスです。誠に申し訳ありません。
オーガニックであるドクターマックのペレットは作り置きができません。ほぼ受注生産です。このためどうしても入荷までに時間がかかってしまいます。
今回の商品不足に対しましては、少しでも到着を早めるために航空便での輸送を手配しました(通常は船便です)。
まだ、日本にいつ到着するかのはっきりとした回答は来ていませんが、到着してからも検疫という“関所”があります。
詳しい日程がわかりましたら、随時ご報告致します。
この件に関する緊急窓口を設けました。
CAP!としましては今後とも最善を尽くして参りますが、何かございましたら遠慮なくお申し付けください。
緊急窓口は、CAP!・ドクターマック担当(caps@cap.ne.jp)までお願いします。
今回の問題に関して、メーカーとのやり取りなど様々な要因で公表するのが遅くなってしまいました。
トリさんを愛するショップとしては、最初のご連絡を受けた後、もっと早く公表をするべきだったと大いに反省しております。大変申し訳ありません。
そして体調を崩したトリさんと、お世話されている愛鳥家さまには、重ねてお詫び申し上げます。