snowpeakテントで学ぶ、テント設営のコツ。
Snowpeakテントで学ぶ、
テント設営のコツ。

先日、snowpeakさんが取引先向けに行っているテント設営の講習会にスタッフ数名で参加させて頂きました!
テントの設営には慣れているスタッフ達ですが、説明書には書いていない設営のコツなどを色々と教わってきましたのでみなさまに共有したいと思います☆
Snowpeak以外にも使える知識になりますので是非ご一読ください!

エントリーパックTT(テント&タープ)

  • インナーテント
  • フライシート
  • ポール
  • ペグ
  • 自在付きロープ

<番号は設営で使う順になります>

エントリーパックTT(テント&タープ)中身

インナーテントの準備

このインナーテントは吊り下げ式(内側でフックを引っ掛けるだけのもの)なので、組み立て方としてはフライシートから組み立てていきます。

最終の完成形をイメージし、前後を確認して広げましょう。基本的に前室は風下に向けたほうが雨風の影響を受けにくいので覚えておきましょう!

インナーテントの準備

ポールとピンのセッティング

赤黄それぞれのポールを差し込み口の色が同じ箇所に押し入れていきます。 この時反対側にいる人が引っ張ると中でポールのジョイントが外れてしまうので、あくまで補助として付いてあげてください。

ポールとピンのセッティング

  • ポールは負荷が掛からないよう繋げながら差し込んでいきましょう。
  • ジョイントが中で抜けると、再度繋げる際に生地を痛めてしまう恐れがあるので、押し入れるようにしてください。
  • ポールを片付ける際は一番負荷のかかる真ん中の接合部から外すようにしましょう。

ポールとピンは寝かせながら押し入れる

ポールの変形を防ぐため、ポールとピンは寝かせながらゆっくりとフレームをスリーブに押入れていって下さい。

同じ色のストラップにピンを刺す

ポールと同じ色のストラップに、ピンを刺していきます。

ロープをペグ打ち

テントを起こし易くする為に前室側の2箇所を軽くペグ打ちします。

前室側の2箇所を軽くペグ打ち

テントをゆっくりと後室側に起こしていきます。

テントをゆっくりと後室側に起こす

テントを起こしたらフライシートについているジョイントとテープをポールに取り付けます。これがあるだけで骨組みの強度がかなり上がります!忘れずに取り付けましょう。

ジョイントとテープをポールに取り付け

取り付け後、再度端から対角線に交互にペグを打っていきます。細かい順番については説明書にも記載がありますのでそちらをご確認ください。
ペグは簡単に抜けてしまわないように、地面に先まで埋まるぐらいしっかりと打ちましょう。

ペグは簡単に抜けてしまわないように地面に先まで埋まるぐらいしっかりと打つ

  • ポールとテープを付けるまではあくまで風対策なので、風上にだけ軽めに打ちましょう。
  • ペグはテント側に向けて斜めに差し込み、しっかりと埋まるように打ち込んでください。
  • ペグの効果を最大化する為にテントの骨組みに沿った向きに打ちましょう。

自在付きロープを写真のように頂点の延長線上に伸ばしペグ打ちします。全ての箇所のペグ打ちが終わった段階で、自在で締めます。

全ての箇所のペグ打ちが終わった段階で、自在で締めます。

完成!

インナーテントをジョイントで吊り下げて完成です!!

インナーテントをジョイントで吊り下げて完成

後片付け

続いて片付けについてでですが、基本的には設営の逆を行って頂ければ完了します。ポール内部のショックコードの負荷を均一にするため、写真のように真ん中から折り畳んでください。

また風の強い日は風上側のペグを付けたまま解体していくと、風に飛ばされず撤収効率が良くなります。ロープは絡まり防止のため畳む前に結びましょう。

ポールは曲がり防止のため写真のように真ん中から折り畳む

広げた状態から、テントの天井側に向けて写真のように畳みます。風が強い時は青丸の箇所のペグを残しながら畳むとスムーズにできます。

テントの天井側に向けて畳む

  • 風上にテントの屋根が来るように広げると、風の影響を受けずに畳みやすいです。
  • 空気の出口を作る為にインナーテントの出入り口の部分はジップを開けてから畳みましょう。
  • 畳む際は空気が出ていく方向に向かって畳むようにしてください。

最後はキャリーバッグを置いてサイズを見ながら畳んでいきましょう。
畳む際は空気が出ていく方向に向かって畳むのがポイントです!この時決して生地を自分の方に引き込みながら畳まないこと!生地が傷つく原因になります。

サイズを見ながら畳む

まとめ

今回は説明書に書いていない箇所を多めに解説していきました。

初めてのテント設営が上手くいくとアウトドアに対するハードルはグッと低いものになります! 写真だけだと分かりにくい人はsnowpeakはもちろん、各メーカーがyoutubeに設営動画を上げていますので合わせてご覧になってみてはいかがでしょうか!?

今回使用したハンマーのお話

今回使ったハンマーはスノーピーク製のペグハンマーPRO.Cという商品です(写真はスタッフ私物)。銅製のヘッドで叩いたときの衝撃を和らげてくれます。銅ヘッド単体で交換もでき使い込むほど味が出るので大変オススメです!

ちなみにペグを抜く時は左右に捻りながら引くと簡単に抜くことが出来ます☆

今回使用したハンマー

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