もしもの時に役立つアウトドア用品。
もしもの時に役立つアウトドア用品。
皆さんはもしもの時の防災対策、されていますか?
地震、台風、豪雨…。いつどこで起きてもおかしくはない災害。
その原因が近年の気候変動にある以上、私たちに降りかかる様々な天災は、避けがたい大きな問題となっています。
防災グッズを揃えたいと思った時に、選択肢の1つとして是非お勧めしたいのがアウトドアグッズです。
アウトドアグッズは元々自然の中で使用される事を想定されたもの。
「非日常の空間を過ごす」という点では災害時と共通する部分があり、備えとして緊急時に直ぐに役立つものばかりで防災グッズとしても注目されています。
今回は災害が発生した事を想定し、時系列順にいざという時に持っておくと安心できるアウトドアグッズをご紹介します!
発生直後…自分の安全を確保するアイテム
家の中にいるか、外にいるか/昼の時間帯・夜の時間帯/家族と一緒か・1人でいるか…
どのような状況においても災害がおきてすぐは、自分自身の身を守る事が最優先です。
例えば地震の発生直後では
- 机や家具の下に隠れ、揺れが収まるのを待つ
- 完全に揺れが収まってから動き出す
- 火元と出口の確認を行う
- 周囲を見ながら物が「落ちてこない・倒れてこない・移動しない」場所に移動する
ということを意識し、安全の確保に努めて下さい。
暗い中でも手元や足元を照らすランタンや、顔周りを保護するマスクなどが手元にあると、安全に行動に移す事が出来ます。救急グッズなども備えて置くとより安心でしょう。
運搬…災害時の移動に必要なアイテム
災害により住まいに損壊が生じた、もしくは危険が迫っている場合は、適切な場所へ避難する必要があります。 自宅や職場の近くにある避難所が
- どういった所なのか(設備、収納可能人数)
- どのぐらいの距離があるのか
などをあらかじめ調べ、持ち寄れそうな物を検討しておきましょう。どんな場所かを想像すると、持ち出し品の準備もしやすいですよね。
下記に防災グッズの収納や、避難場所への移動、運搬時にあると便利なものを選んでみました。
災害の状況によっては徒歩での移動になる可能性も出てきます。本当に必要なアイテムは一まとめにし、直ぐに持ち出せるようにあらかじめ置き場所を決めておくと良いでしょう。運搬には手で楽に引いていけるキャリーや、両手が使えるバックパックなどが便利です。
さっと履いていける靴も1足持っていると心強いですね。
防寒…体温を適温に保つ為のアイテム
冬だけでなく、他の季節でも昼と夜の寒暖差は意外と大きいものです。体温が低下すると体力も奪われ思考力も低下してしまいます。特に注意したいのが体の冷えから引き起こされる低体温症。
電気やガスなどのライフラインが途絶えた中で低体温症になれば、体を温めることができず命の危険にも晒されます。
普段使っている防寒具をチェックするのと共に、極力体を濡らさないようにするのが重要です。衣類が濡れた場合は着替え、ブランケットや防寒具などで体の熱が下がらないようにして下さい。
食事…温かい食事がとれるアイテム
被災した場合でもすぐに支援を受けられる!…とは残念ながら限りません。
被災直後は自力で対処できるよう、最低でも3日分の食料や飲料水が必要だといわれています。
自分で食べる食事をあらかじめ準備できれば、生まれる気持ちの余裕も違ってくるもの。
災害時は急に環境も変わる為食欲も落ちやすいですが、栄養をしっかりとりたい所です。
キャンプや登山で使われるアウトドアクッカーは、湯沸かし・飯盒・フライパンにもなる万能調理器具として様々なシチュエーションにも対応してくれます。
加熱せず直ぐに食べられる非常食以外にも、普段と変わらない温かい食事をとって心と体をホッとさせてあげましょう。
寝具…心と体を落ち着かせる為のアイテム
大きなストレスがかかる災害時において、眠りの質が落ちれば疲れが蓄積し、結果として深刻な体調不良にもつながってしまいます。
少しでも快適な環境で休息を取ることで、体力を温存し、明日への行動へ繋げていきたいところです。
就寝時には床からの冷えが体に直接やってきます。体育館や教室などが避難所となっている場合は、マットやコットを使い、冷たい床から冷気を遮断する事が重要となります。
寝袋などのアウトドアでも使われる就寝用グッズは、野外の寒暖差が激しい環境下でも快適に睡眠がとれる点をコンセプトにしており、なおかつ軽量でコンパクト。避難所などの冷たい床で寝る時に力を発揮します。
また、硬い地面で眠る時に活躍するのがマット。自分のプライベートスペースを確保できる他、クッションや荷物置き場としても使えるので1つ持っておいて損はありません。
その他…ライフライン停止中に役立つアイテム
災害が起きてからは水道・電気・ガスがストップする可能性があります。
いつも当たり前のように使っていた電化製品や家電が使えなくなり、水道やガスの停止によってお風呂やトイレにも支障が発生し、衛生環境も悪化してしまいます。
普段通りの生活を送る事が難しくなるばかりか、一度ライフラインが停止すると、復旧までにかなりの時間を要する場合も。
少しでも不便を解消できるよう、普段から「ライフラインが止まった場合の代替え品になるようなものを備える」防災対策が必要になってきます。
様々な機器を充電できるポータブル電源や衛生状態が確保できるグッズでリスク回避し、自分自身でできる対策を行っていきたいですね。
アウトドアグッズで防災対策を!
コンパクトになる、耐久性が高い等の合理性を追及したアウトドアギアは、被災時にも非常に頼もしい存在!
決して他人事ではない防災対策。日常生活やアウトドアシーンで使用できることはもちろん、更には急な災害の備えをし心の準備ができるように、防災グッズを改めて見直してみてはいかがでしょうか?