ロースト前の生のコーヒー豆を水に浸します。
この水は生コーヒー豆エキス(Green Coffee Extract)と呼ばれ、
カフェインを除いた可溶性コーヒー成分で過飽和された水です。
生コーヒー豆エキスに、コーヒーの生豆を浸します。
成分の平衡状態を求めて、コーヒー豆の中のカフェインが、エキスの方へと移動を始めます。
こうしてコーヒー豆エキスの方がカフェインを含有するようになりますが、それも束の間です。
カフェイン分子を捕らえるカーボンフィルターを通過することによって、エキスはカフェインを除いた元の状態に戻ります。
この繰り返しです。
このサイクルが10時間続きます。
(その間、時間や湿度、エキスの流れを随時チェックします。)
こうして97%カフェイン抜きの生豆のできあがりです。