【あさぎり産である理由】

熊本県は南部、球磨郡に位置するあさぎり町。

宮崎や鹿児島まで非常に近く、周囲は山間部に覆われた人吉盆地がまるで秘境のようにこの地を隠している事から、一部は隠れ里とまで呼ばれる土地。

そんな球磨地方の一つとして、あさぎり町は2003年4月、生まれました。 免田町、上村、岡原村、深田村、須恵村の五町村が元の町村となります。

平成の大合併で南アルプス市と並び、第一号で合併したこの町の名は住民応募によって付けられました。

春から秋にかけて朝方に霧が出る幻想的な風景より、【あさぎり町】。

近年では「他県から朝霧を見に来た」と数日旅館に宿泊され、当物産館を訪れるお客様も増えているほど、町の名が定着してきました。

そんな球磨郡は、畜産・農業に非常に適した地です。

周囲を高い山々に囲まれた地であり、空気、水は最高に綺麗。

霊峰・市房山、白髪岳などから流れ出す湧水は地を伝い、合流し、九州を流れる日本三大急流の一つ、球磨川となって流れ出します。

豊富で澄んだ水に支えられた基幹農業は、もちろん米栽培。

大量の水田に熟練の夫婦が稲を植え、穂を狩り、そしてピカピカのご飯が出来上がる……。

球磨郡のお米は大手焼き肉チェーンなどで使われているほど質が高く、非常に美味です。

その他の農業や畜産も盛んで、近年の若年農業ブームにより農業は若い年代へと伝えられ、世代交代が比較的スムーズに行われている、まさに農業大国・熊本。

米は甘く、野菜は瑞々しく、肉はジューシー。

町の中心に緑と水がある。そんな素朴な田舎があさぎり町です。

栄養価・味・値段……全ては長い年月をかけて育んできた技術と土壌が生み出す自然の恵みだからこそ。

より健康に。より美味しく。よりお求めやすく。

あさぎり町の自然をご堪能下さい。

【あさぎりの名所】

[谷水薬師]
日本七薬師の一つ。山門の左右に見える仁王像が名物。
自分の体の悪い部分を仁王像の体の同じ部位に見立て、紙つぶてを濡らしてその部位にくっつけば病が治るという言い伝えがある。
山道の入り口には、あさぎり物産館の支店である谷水売店がある。


[ビハ公園から見る風景]

同じく物産館が運営する、癒しの空間・ビハ公園(発音は「びわ公園」)。
免田川、宮河内川をさらに上り、山の上にある。
キャンプ場やバーベキュースペースがあり、池では地元の高校生が作ったミニ水車が発電している。
この高台から見る山々は季節の彩りに溢れ、あさぎり町も一望出来る。


[上中学校]

あさぎり町上地区にある、元上村中学校。
元村営のグラウンドなどを含め、広大な敷地を誇る。
通常の校舎設備の他に、専用野球場、グラウンド2面、体育館2棟、武道館、テニスコート、プール、畑などを有し、中学校としての合計面積は西日本一。
他にも文系の専門室や多目的ホールなどを校舎内に持つ、九州トップクラスの施設を誇る。
現在改修工事を行っており、数年内にはあさぎり町の全ての生徒が通う大中学校となる予定。


[球磨川]

日本三大急流の一つ、球磨川。
昔から肥後の地を、時に厳しく、時に優しく見守ってきました。
農業用水としての価値は計り知れず、鮎などの川の恵みも貴重な球磨の産物。