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ボトルインク カートリッジ 万年筆の分類方法は色々とありますが、購入するときの目安になるのはインクの吸入方式です。それぞれに長所と短所があるので、使い方にあった万年筆を選んで、愛着を深めてくださいね。
カートリッジ ×
両用式
吸入式 ×

インク交換簡単なカードリッジ 大多数を占める両様式 ピストン式に吸う「吸入式」
カートリッジの万年筆は一般的に小型の物が多いようです。カートリッジはプラスチックの筒型状で、首軸に差し込むだけでインクの吸入や交換が簡単にできる便利な物です。使用前は密封されているので保存性にも優れています。各ブランドごとに形状は異なっており、原則として互換性はありません。短所はコストです。一般的にボトルインクと比べて4倍〜5倍のコスト高となります。 両様式は現在発売されている万年筆の大多数を占めています。カートリッジとコンバーターが両方使えるという意味です。コンバーターとはカートリッジと同じ形状の筒にピストン式の吸入機構を入れたもの。これを差し込むことでボトルインクから吸入できるようになります。カートリッジのお手がるさと「吸入式」の特徴を使い分けることができます。コンバーターも各モデル専用で、他メーカーとの互換性は原則としてありません。 吸入式の万年筆は同軸内にピストン式の吸入機構を備えています。ペン先全体をインクつぼに入れて尻軸部を回転させてインクを吸入します。手にインクが付いたり、吸入後は紙でペン先を拭いたりと手間がかかります。特徴はなんといってもこの「手間がかかる」という味があるところです。愛着がわきます。また多種多様なインクを使え、インク容量が一般的に大きいのも特徴です。




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万年筆のペン先には上記のような代表的な3種類が用意されていることが多いです。それぞれ細さが設定されており、特徴があります。使用用途に合わせて使い分けてみましょう。通常はファインから購入して、その後エクストラファィンと、ミディアムをご購入する方が多いように見受けられます。

■EF(エクストラファィン=極細字) →手帳用リフィルの細い罫線にきっちりとおさまる細さ。
■ F(ファイン=細字)        →画数の多い字を書く機会が多い場合はFまでが無難。
■ M(ミディアム=中・      →6.5〜8ミリくらいの普通罫線レポート用紙に収まりがいい。


尚、この表記は規格がありません。画数の多い日本語にあうように国産品は細い傾向があります。またペン先を立てて書けば細く書けますし、筆圧によっても細さがかわってきます。





基本は水・ぬるま湯につける事 水を連続して出し入れする きれいにする水にこだわる
万年筆というアナログでフィジカルな道具をベストコンディションに保つための基本は「定期的に使い続けること。」インクが通る細い道をふさいでしまうのが一番避けたいことです。インクを入れたまま引き出しにしまうようなことは避けてください。万一、インクが固まったら水に1日〜3日ほどつけて水洗いしてください。これだけでかなりきれいになります。 吸入式、コンバーターの場合も基本は水洗いです。水につけて数回コンバーターに水を出し入れしてください。これだけでかなりきれいになります。普段使いしている限りはトラブルにはなりにくいはずですが、万一死蔵させてしまうようなことがあれば、この方法を試してください。短時間で効率もいいですから、インクを頻繁に入れ替えたいユーザーにはお勧めです。 万年筆をきれいにするための水は「水道水」で充分ですが、熱心なユーザーの中には水道水に含まれている塩素をきらって、精製水を使う人もいます。コンタクトレンズを使ってる人にはなじみ深いものです。薬局で100円程度で手に入ります。カルシウム成分が少ない電気分解された、アルカリイオン水もおすすめです。

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