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耐火金庫について

入れた物を変わらない状態で忠実に保管し続けることが、耐火金庫に求められる最低限の能力と言えますが、どんな物の保管に対しても適応しているというわけではありません。耐火金庫は使われている材料や構造などで火災時に中の温度が上昇して保管物が損傷するのを防ぐ仕組みになっています。これは耐火金庫が熱に強いことを意味していますが、燃え盛る炎にさらされながら内部が全く温まらないということではなく、あくまでも中にある物を燃焼の危険から守ることから付けられた名称だということを覚えておいて下さい。

燃えてしまうのを防いでくれるということを考えると、保管すべきは燃えたら困る物ということになります。つまり、保管対象として想定されるのは火に弱い「紙」をベースにしたものが主体。例としては紙幣などが代表的ですが、他にも現金と同じ価値を持つ有価証券や会社の重要機密を記した書類、顧客に関する個人情報や取引情報が記載された企業リストなど、焼失してしまったら大損害を被る物は数え上げれば色々と思いつくものです。

これ以外の貴重品として最近になって増えている物に、膨大な情報を保存した磁気ディスクやテープ、カードやフィルムなどの「記録メディア」がありますが、このようなデータ関連の媒体を耐火金庫に保管することはお薦めできません。その理由は実にシンプルで「変質」することが予想されるから。耐火金庫が火災に強力なアドバンテージを発揮することは説明しましたが、冒頭でも触れたように中の温度が上昇しないというわけではありませんし、火災発生時に内部の温度を保つための水蒸気による影響も考えると、熱や湿気に対して極端に弱い機械的な物品は別の保管方法をとるのが望ましいと考えられるのです。

ただ、金庫の性能や製造技術が進歩していないということでもなく、メーカー側のたゆまぬ研究や厳格な試験を繰り返し行うことで、より性能の高い物が作られるようになってきており、これらの問題や耐火金庫特有のウイークポイントも最近では徐々に解消されつつあるようです。貴重な上にデリケートであるデータ保存用のメディア保管に関しても、専用の耐火庫や金庫の中に入れるユニットという形で開発されている事実もあります。

耐火金庫を選ぶための基準は保管する物の内容を把握することに始まって、金庫自体の耐用年数や細部にわたるスペックの確認、そして間違いのない性能を持ったものであることを証明する認定を受けていることなどが目安になるでしょう。もちろん、耐火金庫の導入にあたっては設置場所や環境なども入念に検討することは必須であり、その効果が十分に発揮される状態で使用することが非常に大切です。

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