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ビールを美味しく飲める器
for beer

国・性別・ライフスタイル・シーン・世代、あらゆる境を越えて愛され、大衆的であり気軽に味わえるのが魅力でありながら、実は非常に繊細な特性を持つビール。RIVERETの商品開発は、まずビールの性格を知ることから始まっています。

同じ銘柄でも明らかな味わいの差が出る、生ビールと瓶ビール、そして缶ビール。後者になるほど出荷工程で空気に触れる割合が増え、酸化によって味の劣化が進みます。「いかにビール本来の味を損なわず、気軽に味わうか」という点に着目し、製品作りがスタートしました。

ジョッキやグラスに注がれたビールにおいて、飲み始めは美味しかったのに、最後の一口ではその美味しさが半減した、という経験をした方も多いハズ。これは外気の影響による温度変化と、空気に触れることで酸化が進んだことによる味の劣化が原因。かといって酸化を防ぐために瓶や缶から直接飲むと、必要以上に詰まった炭酸によるピリピリとした刺激によって、まろやかさやコク、甘みがかき消されてしまいます。

自宅でより美味しく瓶ビールや缶ビールを味わうためには、まず第一に必ずジョッキやグラスに注ぐ事が重要。ほどよく冷やされたビールをそっと注ぐことで、自ら炭酸を生み出し、きめの細かい泡を作り上げ、香りの放出と酸化を防ぐ蓋となってくれます。酸化から守られ、適度に炭酸が放出されたこの状態が、キレのある苦み、コクのある甘みを表現した最適なバランスを作り上げてくれます。

そして第二の重要なのが、器自体の材質による温度変化。熱伝導率の高いガラス製や陶器、ステンレス製の器をキンキンに冷やして、冷たいビールを楽しむ事もできますが、それは同時に外気の温度に左右されやすいということでもあり、温まるのも早いということです。つまり飲み始めと最後の一口に差が現れやすいことに繋がります。

ビールが注がれる器は、外気の温度に左右されにくい事が重要です。RIVERETでは天然素材(木材)に着目し、スギ・カエデ・サクラ・ナラ・クルミなど、様々な木材の熱伝導率を比較しましたが、保温性と強度、どちらも優れた材料をなかなか見つけることができませんでした。

その中で保温性・強度ともに高い数値を得たのが竹でした。竹は本来、木材の類ではなく草にあたるといわれています。樹木と違い、竹は草や葉と同じ導管というストロー状の管が一直線の束になり形成されており、ミクロ単位で規則正しく束ねられた導管によって、適度な空気を含みながらも一般的な木材の倍以上の強度を兼ね備えています。この特性に目を付けて、RIVERETでは竹によるビール専用のうつわの開発が始まりました。

竹の中に無数に配列されているストロー状の導管は、中に含まれる僅かな空間によって空気の層をつくりだし、ダウンジャケットのように内側の保温性を高めています。

そしてもうひとつの課題である、酸化をいかに遅らせることができるか。味と香りの最適なバランスをより長く保つために重要となるのが、そそがれる器の形状。RIVERETがこだわったのは、内部の表面加工と独特なシェイプライン。開口部付近をしぼませることで香りを閉じ込めて、酸化を防ぐこと。内部中央付近では傾斜をきつくし、残りの泡を下へ下へと促すことで、泡の蓋をできる限り維持できるよう設計されています。

ガラスコップとRIVERET、ふたくち目あたりでの比較。とくにRIVERETで顕著にあらわれるのは、ビール表面に残る泡の量。内部の傾斜と手作業による磨き上げが、泡を側面に付着・停滞させることなく、下へ下へと流れ落ちるしくみを作り出しています。

泡はきめが細かいほど安定して長く保たれます。うつわ表面がザラツキすぎると泡は潰れ、泡同士の結合によって大きな泡となり、結果割れやすくなります。RIVERET製造工程では、最終的に職人の手作業による細やかな磨きあげが施されています。その繊細な技術が、ビールから生まれるきめの細かい泡をできる限りそのまま残し、かつ、ほどよく泡立ちを促してくれます。

当然のことながら素材によって見た目からも、口当たりからも変化が現れます。真夏の太陽のもとで飲むひとくち目のビールであれば、ガラスに勝るものはないかもしれませんが、四季を通して安定的にビール本来の味わいを楽しめるのが、天然素材であるRIVERETの強みといえます。

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