今更聞けない!?自転車の空気の入れ方を、仏式・英式・米式すべて見やすい画像で徹底解説!

自転車のメンテナンスでタイヤの空気圧管理は重要です。
走行時の乗り心地に大きく影響し、またパンクの防止にもつながります。

快適な自転車生活のために、正しい空気の入れ方をマスターしましょう♪
 ■バルブの種類
まずは自分の自転車のバルブ(空気を入れる金具部分)を確認しましょう。

バルブは3種類あります。
  仏式バルブ  フレンチバルブ  French Valve (Presta Valve)

■主な使用自転車■
ロードバイク
クロスバイク
シクロクロス
マウンテンバイク


■使用空気圧■
500〜900 kPa前後(ロードタイヤ)


★特徴
仏式は高圧に耐えられる構造のバルブ形式です。
主にスポーツ車に多く使用されます。
空気圧調整が簡単で、英式や米式と比較して軽量な点も仏式バルブの特長です。


  英式バルブ   イングリッシュバルブ  English Valve
■主な使用自転車■
シティサイクル
軽快車

■使用空気圧■
300kPa(シティタイヤ)

★特徴
英式バルブは自転車バルブとしてもっと多く一般的に使用されているバルブ形式です。
虫ゴムと呼ばれるゴムチューブを弁として使い、ポンプの加圧により虫ゴムが伸縮することで開閉します。
欠点としては、空気圧の調整が難しく高圧には適しません。

※バルブの構造上、正確な空気圧は測れません。


  米式バルブ   アメリカンバルブ  American Valve (Schrader valve)
■主な使用自転車■
マウンテンバイク
自動車
オートバイ


■使用空気圧■

300〜600kPa(MTBタイヤ)


★特徴
米式バルブは自動車や自動二輪に使用されるものと同じ構造です。
プランジャー(弁体)にバネを装着しその伸縮力で弁の開閉を行う構造です。
耐久性も高く、主に低圧に使用し、英式仏式に比較して空気漏れが最も少なく空気保持性に優れます。
米国で主流ですが、日本では自転車用としては少数派です。


 ■空気圧について

空気を入れる場合は、ポンプに付属している空気圧メーターなどで確認し、適正な空気圧を保ってください。
ただし空気圧計は計測器なため、個体によって多少の誤差があります。
常に同じ空気圧計をお使いになるのをオススメします。


※英式バルブは構造上、正確な空気圧は図れません。
空気圧計の空気入れを用意しましょう。
表示されている単位は商品によって異なりますので、空気を入れるときは表示の単位での数値を確認しましょう。
タイヤによって、適正空気圧は異なります。
適正空気圧はタイヤのサイドに最低空気圧(min)/最高空気圧(max)が記載されていますので、必ず確認し適正空気圧範囲内で空気を入れ、自転車に乗車してください。

上記の画像の場合:6.0-10.0BAR 85-145PSI
【適正空気圧が6.0-10.0BARもしくは85-145PSIになります。
数値が違うのは単位が異なるからです。】

■空気圧の単位
kPa 100 200 300 400 500 600 700 800 900 1000
bar 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
psi 14.5 29 43.5 58 72.5 87 101.5 116 130.5 145
kgf/cm2 1.02 2.04 3.06 4.08 5.10 6.12 7.14 8.16 9.18 10.20


※上記の数値はあくまで目安です。タイヤに表示されている範囲内で使用してください。

 ■空気入れについて
■空気入れ・各部位名称




空気入れはバルブの種類によって、使えるもの、アダプターを使用する事で使えるもの、使えないものがあります。
ご購入の際は必ずお持ちの自転車のバルブ形状を確認してから、ご購入ください。

また、バルブの形状は合っていても、空気入れによって入れられる空気圧が異なりますので、用途も空気入れ選びに大きく関わります。

 

 

 



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仏式/米式/英式 対応 英式・仏式・米式(アダプター)
最大空気圧:
約1100Pa(仏式)/約500kPa(英式)
最大空気圧:
約1100Pa(仏式)/約500kPa(英式/米式)