Do It Yourself!DIY初心者にもおすすめの電動工具

作業効率と使いやすさを兼ね備えたDIYユーザーに人気の高い“電動工具”
実に様々な種類があり、値段も様々。どんな電動工具を揃えればいいのか、戸惑う人も多いのではないでしょうか。 DIYにチャレンジしよう!という方のために、初心者にもおすすめのアイテムをご紹介します。


ネジ締めを行う電動工具

電動ドライバーはビス打ちや穴あけなど、DIYで最も基本的な作業を行える電動工具です。
ボルト数の高いものほどパワーが強く、その分重量も重くなります。ご家庭でちょっとしたDIYをされる程度なら7.2V~10.8V程度のものであれば充分満足してご使用いただけます。
※小さいネジを締めるときや、薄い板を接合する時に18Vなどのハイパワーのものを使うと パワーが強すぎてネジがだめになってしまったり、材が割れてしまったりするのでご注意ください。

ビット(先端工具)の交換は、大きさを調節できる形状(ドリルチャック)になっているので、様々な形のビットを付け替えることが出来きます。(六角軸、丸軸、六角、軸の太いものや細いものまで装着可能。)

DIYに必須の電動ドライバーには【ドリルドライバー】【インパクトドライバー】の2種類があります。

ドリルドライバー

モーターの回転力を利用してネジ締め(緩め)、穴あけが効率よくできるDIYに必需品の電動工具。薄めの木材、鉄板、タイルなどデリケートな場所の穴あけ、ネジ締めに向いています。
一部のドリルドライバーには、回転の力を制御するための調整機能(クラッチ機能)が備わっています。
※締め付ける力の強さ(トルク)を調整し、指定したトルク値以上の力が加わると回転力が制御される(クラッチがかり空回りする)ので、締めつけ過ぎを防ぎます。
また、穴あけをする時はトルク調整部を(ドリルモード)に切り替えて使用します。
※ドリルモードにするとクラッチがかからなくなります。

複数ビット付きドリルドライバー

様々なサイズのビットがセットになっているので初めての電動工具としてもおすすめです。

インパクトドライバー

内部にハンマー機能を備えているため、回転力に加えて打撃力(インパクト)を加えることで大きな締め付け力を発揮するというのが特徴です。堅い材質や長いネジのネジ締め、下穴の穴あけ、大型家具の組立や内装作業に最適。
※締め付けるパワーが強いので、うまく扱わないとネジ穴自体を潰してしまったり、材料の木材にひび割れを起こしてしまったり、と上手に使いこなすにはある程度の「慣れ」が必要とされます。


切断を行う電動工具

切断するための電動工具は【丸ノコ】【ジグソー】の2種類があります。

丸ノコ

丸ノコは「早く」「綺麗に」直線を切るのに適しています。
頑丈な円盤状の刃が回転しながら進み、自ら切った溝がレールのようになるので直進安定性に優れています。大量の材料を綺麗に切るには非常に適しています。
しかし、正しい使い方をしなければ危険度の高い工具でもあります。「キックバック」という現象(刃に何かが挟まってしまうと、工具や切っていた材料が反発力で飛んでしまう現象)が起こる事もあるので注意が必要です。

ジグソー・レシプロソー

ジグソーは「曲線切り」を得意としますが「直線も」切ることができます。
下に突き出た細い刃を上下し、のこぎりでギコギコするように材料を切ります。そのためジグソー・レシプロソーは丸ノコのように触れただけで切断する力はなく、材料を切るには本体を押し進めてやる必要があります。(キックバックの心配もほぼありません)
刃が細いので直進安定性は低く、硬い木が相手だと木の繊維の流れに刃が持って行かれて切るラインが曲がってしまうこともあります。


研磨・研削を行う電動工具

研磨や塗装はがし、錆び落とし等に使用される工具は、木材・金属等研磨する材料によって使い分けます。

サンダー

木材の表面を平滑に整える加工を行います。
研磨面は紙ヤスリを取り外しできる仕様になっているので、削る面のざらつきの度合いで紙ヤスリの粗さを選びます。 ※粗いもの程数字が小さくなります。

グラインダー

金属加工物などの研削、研磨、切断砥石を使用した金属や石材の切断等に使用されます。

ルーター(ハンドグラインダー)

金属や木材などの細かい加工を得意とする小型の電動工具。ビットを取り替えることによって彫金、彫刻、研磨、切削、研削、穴あけ等多くのことができます。


マルチな作業を行う電動工具

マルチツールは、1台で複数の作業が行える便利な工具です。
先端部分の替刃を交換することで切断(角切り抜き・窓抜き・キワ切り)、剥離(コーキング剥がし・シーラー剥がし・ボンド除去)、研磨(接着剤削り・タイル目地削り)などの様々な作業を行うことが可能。

替えのブレードも様々な材質・形状のものがあり、木工・金属・タイルなど様々な材料に対して適切な作業を行うことが出来きます。また、刃を変えるだけなので収納にも困りません。
マルチツールは回転工具などにありがちなキックバックや巻き込みが発生しないため、非常に安全性の高い電動工具です。

マルチ工具


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