赤外線での暗視撮影の特性を知る事で、暗視撮影に関する問題を解決する事ができます。
■ 赤外線での暗視撮影について
赤外線暗視を行うカメラの場合、カメラ前面より赤外線光を照射して、
その赤外線光の反射光を拾う事で暗視撮影を行っています。
■ ドームカメラの暗視撮影について
ドームカメラの赤外線暗視の場合、球形のカバーで赤外線を反射してレンズに入り込み画像全体が白くなることがあります。
それを防ぐために丸いウレタンブッシュがレンズの周りでカバーに密着しています。
このウレタンブッシュがねじれたり、取れたりして隙間ができない様に気を付けて設置してください。
■ 夜間撮影で白いリング状の輪っかができる状態
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照射する場所の環境によって赤外線が乱反射を起こし、反射された赤外線光がレンズに入り込む場合に『リング状の白い光』となります。
その場合は、乱反射の原因となり対象物を移動させるか、カメラの角度や撮影方向を少しずらす事で改善される場合がございます。
※ この白いリング状態の度合いによっては『製品仕様』の範囲内の場合もございます。
※ 本現象は、ガラス面や車体の金属部分、車のナンバー、白い壁など、さまざまな要因が考えられます。
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■ 夜間撮影で白いモヤの様なものが見える状態
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カメラのカバーについた目に見えない細かなキズや、カバーに付着したクモの巣やゴミなどによって、赤外線が乱反射してしまっている可能性がございます。
※ 布などでカバーのクリア部分を拭き取った場合、クリア部分に付着しているゴミによって細かいキズが入ってしまいます。
クリア部分のゴミは拭き取らずに、パソコン用のエアー等で飛ばす様にしてください。
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■ 夜間撮影が真っ暗で何も見えない状態
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赤外線 LED が赤く点灯している状態で、真っ暗な撮影となってしまう場合は、対象物が無くて赤外線の反射光を拾えていない可能性がございます。
カメラ近くに対象物をおいて、同様の現象となるかご確認ください。
赤外線が届いていない場合は、赤外線照射器などにより照射量を増やすか、カメラを対象物の近くに設置頂く事で改善できます。
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■ 夜間撮影で撮影したい箇所が白飛びしてしまう状態
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赤外線の照射量が多い場合に本現象となります。
対象物までの距離を離すか、カメラの角度や向きを少し変える事で改善する場合がございます。
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