Rough Finish
ラフ仕上げについて
木のラフ仕上げについて
Baum で使用する木材は全て、節、割れ、荒木部分、製材跡などをあえて残し、木の本来の姿をなるべく取り入れたスタイルとなります。なので節の部分にささくれが残っていたり、荒木の接ぎ合わせ部分に段差があったりします。それらすべてをデザインとして取り入れているため、ご理解いただいた上でのご購入をお願い致しております。また、木材の自然な風合いや味を残すため、仕上げはオイルフィニッシュ+蜜蝋ワックス仕上げとなります。
Baumでは木の質感を大切にするため、一般的なウレタン塗装などのコーティングをせずオイルフィニッシュと蜜蝋ワックスで自然に仕上げております。だから、長く使えば使うほどいい風合いが出てきます。天然の無垢材はひとつひとつ木目や色調が違うので、歳の取り方も人と同じように様々です。あまり神経質になりすぎず、汚れやキズも味とし、愛着を持ってどんどん使っていただくほうがいい家具に仕上がります。その風合いを活かすためにも下記の点にご注意下さい。
⚠️注意事項
※ 天然の無垢材には、縮んだり膨張したり環境に合わせて自然に動く特徴があります。
そのため過度な乾燥や湿気は、反り、割れの原因となったり、
引き出しや扉が動きにくくなる恐れもあります。
冷暖房器具や加湿器が直接当たる場所や熱を持った冷蔵庫のすぐ隣などには置かないで下さい。
※ 濡れたものを直接置いた場合、輪染みやシミになりやすいので速やかに拭き取って下さい。
また、熱いものを直接置きますと、熱により表面が変化する恐れがありますのでご注意下さい。
※ 長時間、直射日光の当たる場所は避けて下さい。
※ テーブルなど板厚の仕上がりにより、サイズに多少の誤差がある場合があります。
※ 普段のお手入れは固く絞った布中で拭いていただくだけで十分です。
半年に一度ほどワックスを塗布していただくと撥水効果が持続しいいツヤが出ます。
ワックスはBaumでも販売致しております。
鉄のラフ仕上げについて
鉄(アイアン)は無骨さを活かすため基本は未塗装(オイル仕上げ)の黒皮材となります。 (一部、酸洗材も使用)黒皮とは塗装とは別で鉄を精製する際にできる皮膜のことです。自然にできるものだからこそ物により色の濃淡に差異が生じます。また、溶接跡や製作時のキズなども本来は磨かれ塗装で隠されてしまうのですが、Baumではあえてそのまま残しております。なので全く同じものはなく、製作のたびそれぞれに違う表情や個体差があります。こういった黒皮材の持つ素材の良さをデザインとして取り入れております。また一点一点、熟練の職人が手作業にて製作は致しておりますが、鉄の性質上サイズに多少の誤差など出る場合もございます。そういったこともご理解の上でのご購入をお願い致しております。
素材の良さを活かすためオイル仕上げとさせていただいておりますので、ご使用環境によっては若干の錆などが発生する場合もございます。それも経年劣化の味とし、人と同じように歳を重ねていくものとさせていただいておりますが錆を防ぎたい場合は、軽くサンドペーパーを当てていただき、錆止めのオイルやワックスなどを塗布していただければ大丈夫です。ワックスは当店でも販売致しております。
皮革のラフ仕上げについて
Baumの革は牛ではなく馬革を使っております。その馬革をタンニン鞣した後、仕上げにロウ引きをしております。その為、使い込むほどにいいツヤといい味が出てきます。革も一般的にはウレタン塗装などを施しますが、そのような加工は傷を消し、耐久性を上げるためのものであって、素材の持つ本質を損なうと考えております。 Baumでは木や鉄と同様、そのような加工は施さず、革本来の素材の良さを大切に仕上げております。その革を使って仕上げた椅子やソファたちは、使い込むほどにいい味が出て使う人と共に歳を取っていきます。
普段のお手入れに関しては他の素材同様、特別何もする必要はありません。傷や汚れも味として使い込んで下さい。どうしても消したい傷などがある場合は、専用のワックスを塗布していただき馬毛ブラシで軽く磨いてあげて下さい。ワックスは当店でも販売しております。